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GOLGOのひとりごと

ゴルフとMGが教えてくれる「素直さの本質」

2025.12.30

ゴルフとMG(マネジメントゲーム)が似ている、という話はよく聞く。

私自身、両方を続けてきて強く感じるのは、技術以前に人の心の扱い方をこれほど露骨に教えてくれる教材は、そう多くないということだ。

両者に共通して現れるのは、「我欲」と「謙虚」という、対照的な二つの態度である。そこには無意識というものが強く関わっている。

 

・我欲が出たときに起きること

ゴルフではこうだ。

「自分の力で飛ばしてやろう」
「なんとか当ててみせよう」

この瞬間、無意識は結果を背負わされる。

身体を動かすのは意識ではなく無意識だ。

意識は無意識の上司みたいなもの。ゾウ使いとゾウのようなもの。
実行役は失敗したら傷つく、恥をかく、評価が下がる。
そう判断した無意識は、防衛に入る。

右手が出る。
支点が動く。
ヘッドの加速が止まる。

一時的には当たったような気がするが、再現性はない。

MGの決算でもまったく同じことが起きる。

「自分は正しくやったはずだ」
「なんとか辻褄を合わせたい」

差額は出ている。
おかしいことには気づいている。
それでも無意識は、
「自分のやったことの本質的な間違い」を直視することを恐れる。

差額を書きたくない。
紙の方を疑い始める。
探索は確認作業に変わり、間違いは見つからない。

どちらも共通しているのは、

無意識に目標(結果)を見させ、考えさせてしまっている状態だ。

 

・謙虚なときに起きること

一方、うまくいくときの状態は驚くほど静かだ。

ゴルフでは、

「ゴルフは難しい」
「自分が操作できるものではない」

そう理解した瞬間、やるべきことは明確になる。
アドレス、バックスイング、クラブの落下、フォロー。
当てることは考えない。

無意識は考えない。
支点が止まり、ヘッドが走る。
結果としてナイスショットが出る。

MGでも同じだ。

「決算は難しい」
「自分は必ずどこかで間違える」

そう受け入れたとき、
差額を書く、姿勢を正す、一手ずつ辿る。
目標ではなくプロセスに集中する。

無意識は安心し、
ただ手順を実行する。
結果として、間違いが見つかる。

 

・素直とは何か

よく「素直さが大事だ」と言われるが、素直って本当に難しい。

「成ろうとして成れるものではない」とよく言われる。

でも、MGやゴルフをしているとそのヒントが見えてくる。

素直とは、無意識が考えていない状態のことなのだ。

無意識が考え始めるのは、
傷つきたくないとき。
評価を守ろうとするとき。
結果をコントロールしようとするときだ。

逆に、

結果を意識が引き受け、
プロセスだけを無意識に任せたとき、
無意識は黙って働く。

そして決定的なのは、

無意識は説得では動かない。
結果でしか納得しない。

ナイスショットが出れば、
その動作は安全だと学習する。

間違いが見つかれば、
その探し方は正しかったと納得する。

 

・学ばされているもの

だからゴルフもMGも、こう教えてくる。

我欲を持ち込めば、必ず壊れる。
謙虚にプロセスに委ねれば、結果は出る。

これは精神論ではない。
構造の問題だ。

ゴルフでもMGでも、
私たちは技術以上に、
「我欲を手放せるか」「謙虚でいられるか」を
繰り返し学ばされている。

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