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GOLGOのひとりごと

若者チャレンジ奨励金のOFF-JTを減らす方法

2013.06.09

若者チャレンジ奨励金でOJTを9割以上行っても助成金がもらえることをご存じですか?

若者チャレンジ奨励金では、OJTとOFF-JTを組み合わせて実施する必要があります。
当然OJTの割合をできるだけ増やしたいと考える企業が多いはずですので、この割合が制限されていて9割までと決められております。
ところが、実際にはOJTを9割以上行っても助成金がもらえることをご存じですか?

実はこの9割まで、という制限は計画段階でのことなのです。支給申請の段階では9割を超えていても助成金が支給される場合があるのです。

例)
3か月の訓練
OJTの計画時間:351時間
OFF-JTの計画時間:39時間
OJTの実施時間:351時間
OFF-JTの実施時間:32時間

支給申請関連の書類を見ると分かるのですが、実施時間は計画時間の8割以上あれば良いということになっているのです。つまり、OFF-JTを計画した時間の8割ギリギリまで減らしても助成金は支給されることになります。

ただし、支給される金額は1か月あたり130時間を基準として月15万円が換算されるので、上記の例のように月130時間ギリギリで計画を立てると、
総訓練時間=351+32=383
となり、383/390*15万=147307円に減額されてしまいます。

例2)
3か月の訓練
OJTの計画時間:360時間
OFF-JTの計画時間:40時間
OJTの実施時間:360時間
OFF-JTの実施時間:32時間

上記の例のように1か月あたり130時間よりも多めに計画を立てておくと、OFF-JTの実施時間を8割ギリギリまで減らした場合でも、
総訓練時間=360+32=392
となり、1か月130時間の換算時間である390時間を下回らないため、助成金は満額受給することができます。

若者チャレンジ奨励金には計画時間と実施時間という2つの異なる基準が存在しますので、各要件がどちらに掛かっているのかに注意する必要があります。

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