GOLGOのひとりごと

【マネジメントゲーム】記事一覧

2021.10.06
古河MG4期の経営計画発表会
2021.10.04
8年ぶりの古河MG
2021.10.01
わからない人同士での教え合い
2021.09.05
環境は意思よりも強し!
2021.07.16
新しい用紙で決算をやり直してはいけない理由
2021.05.07
愛知県に緊急事態宣言が発令されましたが・・・。
2021.03.16
高学歴の人でもMGの決算に手こずるのはなぜか?
2021.01.26
緊急事態宣言下ですがゴルゴMG開催しました
2020.12.27
決算はドライバーではなく、パターを打つようにやる
2020.10.16
社長、夜ぐっすり眠れてますか?
2020.02.22
MGの記帳で焦らないようにする方法
2020.02.18
中小企業の人材獲得戦略
2020.02.17
決算でミスを発見する方法
2019.11.22
1日コースか2日間コースか?
2019.03.05
簿記3級を試験勉強一日でクリアする方法
2019.02.08
大阪の萬集楼さんにてCFMGを開催!
2018.12.01
小さな会社の強味を生かす方法をMGでやってみた
2018.07.17
ゴルゴCFMG開催報告2018.7.15
2018.07.10
MGの収穫⑤「主体性は教えることができない」
2018.06.25
MGインストラクターの目的と手段
2018.04.23
MGの収穫④「横着と愚直」
2018.03.06
資金繰りとキャッシュフロー計算書の目的
2018.02.01
MGの収穫③「言語を選択することの重要性」
2018.01.07
慌てることと急ぐことの違い
2017.11.07
来年2月に平日MGを開催します!
2017.06.06
MGの決算で自信を持てるようになる方法
2016.12.19
MG300期!
2016.10.10
キャッシュフローMG(CFMG)開催報告2016-9
2016.03.17
ゴルゴMG開催報告2016.3
2016.02.15
金沢MG(名物インストと非常に独特な北陸ルールを体験)
2015.11.10
ゴルゴMG開催報告2015.10
2015.09.27
ゴルゴMG開催報告2015.8
2015.05.22
ゴルゴMG開催報告2015.5.17
2015.03.05
ゴルゴMG開催報告2015.2.28
2014.12.08
ゴルゴMG開催報告2014.11.23
2014.11.17
5期A卓での戦い方
2014.09.01
ゴルゴMG(8月)開催報告
2014.05.21
ゴルゴMG(5月)開催報告
2014.03.24
親子MGに参加
2014.03.16
初心者12名のMG
2013.11.27
初めて息子を参加させた1卓開催のMG
2013.05.08
MGの収穫②「Y理論」
2013.05.06
ゴルゴMG(4月)開催報告
2013.03.24
MGの収穫①『投資的発想を持つ』
2012.12.03
なにわMGに参戦
2012.11.20
ガンを克服してホノルルマラソンを完走した大先輩もMG経験者だった
2012.09.17
愛環MG.2012.9
2012.09.15
講師をやるつもりは更々なかったが・・・
2012.09.14
西順一郎先生と出会い、目から鱗が落ちた初めての2日間MG
2012.09.13
初MGで散々な目に遭うも、悔しさのあまり再挑戦!

古河MG4期の経営計画発表会

2021.10.06

今回の古河MGでの新しい試みとして経営計画発表会が行われました。

これは、以前からあったビジネスパワー分析を変化させたもので、4期の後ではなく始まる前に計画を発表するというもの。言ってみれば手の内を明かすようなものなのだが、ベテランがたくさん集まっているMGでは特に面白いと思う。こんなこと考えてます・・・というネタを小グループの中でシェアすることで大いに気づきが生まれる。

私が今回発表したネタは借金戦略。青チップを買わない戦法だったので、本業の儲けだけではどうしても不利になる。その代わりにFを安く抑えて余ったキャッシュを高利で借りてくれる相手を見つけて貸し出すというもの。4期は170円を25%で借りてもらい、期首金利43円を得た。ここまでは誰でもやるレベル。私の工夫は期末の現金残高の調整である。

5期の期首でできるだけ総資本を大きくして、たくさんお金を貸したいと考えた。そのためには本業で利益を出すとともにできるだけ長期借入をたくさんしたい。4期期首で自己資本は333。4期計画のGは100。納税を考えると5期期首の自己資本は383。期末に33円返済するので来期首に借りられる長期借入は83円となる。計画どおりにGが出なければ借入可能額はもっと減ってしまう。そこで目を付けたのが第2ルールである。期首にコンピューターと倉庫を買って現金残高マイナスになれば長期借入が100円できる。これは本来弱者救済のルールなのだが、自己資本が300を超えていたらダメということはルール表には書かれていない。それなら期末の現金残高を調整すれば確実に借金を増やせる。

ところが来期の期首の残高をマイナスにするように残高を調整するのは結構大変だ。実はこのやり方は以前にキャッシュフローMGの時に思いついていた。CFMGでは売掛金の回収や材料代の期末支払いがあるので、安全操業しようとして現金残高を増やしてしまうと第2ルールで借りられないということがしょっちゅう起こっていた。その経験の後で公式を作ればいいということに気付いていた。CFMGでは資金繰り計画書というものを作るので現金残高をよりシビアに管理する癖が付いていたのもある。

今回は通常MGなので、CFMGほど複雑ではないが、以下のような数式を考えた。

期末経費+期末返済額+翌期首経費(緑+橙+倉庫+期首金利)-貸付戻+G×0.6>期末現金

G×0.6は期首に支払う税金と配当の合計。G=100円なら納税50円、配当10円となる。

なおかつ、期末で資金ショートしても困るので、

期末現金>期末経費+期末返済額

結論としては期末現金が200円~124円の間に収まれば翌期に第2ルールが使えることが分かった。

あとはゲーム終盤にやりくりしてこの金額に着地するのみである。ところが、実際にはそう簡単には行かなかった。次繰を完成させた後、現金が108円しか残っておらず、これでは給料が払えず短借りになってしまう。そのままでは困るので、6個25円で売り150円キャッシュを増やした。そうすると現金残高は258円となり、今度はオーバーしてしまう。ところが無情にもここでゲーム終了。計画は未達に終わってしまった。・・・と思っていたら、後ろの方で材料買ってくださいの声。迷わず16円と叫んで7個材料を買い、最終的な現金残高は146円とすることができた。

このような意思決定を瞬時に行うためには、やはり事前のシミュレーションと数値の把握が欠かせないと思う。おかげで26個もの在庫を持って5期に入ることができた上に、翌期には第2ルールで100円の長借をして、資金ショートもせずに済んだ。

実際には4期のGは85円だったため、5期の期首は、営業外費用30円、配当9円、納税43円となり、コンピューターと保険、倉庫を買うと100円借りても現金残高は14円からのスタートとなってしまい、貸し増しはできなかった。

8年ぶりの古河MG

2021.10.04

8年ぶりに古河MGに参加してきました。運よく表彰状を頂くことができたのですが、実は意思決定の失敗も多々ありました。

2期に特別サービスを引いて広告2枚を選択し、その後広告成功を引いたのですが、仙台市場と札幌市場が1個ずつしか空きがなくて福岡市場は4個以上空きがあり、4個の独占販売をどう売るかの局面がありました。手持ちの現金は103円。在庫は幸い6個あったので、商品仕入れはしなくて済みました。

この時点で残り5行の状況で、しかも私が一番行が進んでいる状況。結論としては私は仙台に1個、札幌に1個、福岡に2個売って3行同時に使うという意思決定をしました。その後、2枚目の教育を買い、残り1行の状況で一回Do nothingをして、次のターンでクレームのリスクを引いて2期終了。

この最後の5行の使い方について再考察してみたいと思います。他の選択肢は何があったか?

・1個40円、3個32円で売る→1行得するがMQは4円減る→1行を4円で買うのと同じ
・4個32円で売る→2行得するがMQは12円減る→2行を12円で買うのと同じ
・赤チップ戦略で行くことは決めていたが、あと1枚赤チップを買いたかった
・教育チップも買いたかった
・余裕があれば材料も買いたかった
・今回はたまたま3期の期首で大型化できたが、そこまで構想していたわけではなかったから、この時赤チップと材料を買っていたらお金が足りなくなって大型化が遅れていたかもしれない
・3行使う意思決定をしてしまったことよりも、3期にどうしたいかの構想を持っていなかったことが問題
・なんとなく様子見で2期をやってしまっていた

もしもう一度この時にタイムスリップして意思決定をやり直すとしたら、3行売りはしないと思います。特別サービス→広告成功という僥倖に冷静な判断力を欠いていました。

そして2期の経営計画と資金繰り計画を立てておくべきでした。

目標は3期の期首で大型化し、7個売りの体制を作ることとします。

そのために3期の期首の資金繰りをイメージします。

コンピューターと保険で-25円、小型機械の売却で56円、よって期首に用意するべきキャッシュは169円です。

残り5行の時点で9個249円売っていました。平均P27.7。2期のFは25+88+10+40=163。平均Vは14円なのでこの時点ではまだ40円ほど赤字です。あと3個売れれば損益分岐点。あと4個売れれば自己資本300近くになりそうです。2期の期末に自己資本300であれば、3期借り入れは0.5倍なので150円、金利が15円なので差引135円となります。

これだと169円にあと34円足りないので、2期の給料を払った後で34円以上残して終わる必要があります。2人体制なので給料は88円。88+34=122円を残して終わる必要があります。

3期に7個売り体制を作りたいので広告チップはあと1枚買いたいです。20円必要。

よって、6個の在庫のうち何個かを売って現金残高を142円まで増やしておく必要があります。既に103円持っているのでこの目標は問題ないことがわかります。

ここまで現状把握ができていれば、優先順位がはっきりします。第一優先は最低でも4個売ることです。赤字で自己資本を減らせば、3期期首で大型化は難しくなります。キャッシュが用意できたとしても、在庫が無ければその後の経営が立ち行きません。そして第二優先は3期期首で7個売り体制を作ることです。来期にセールスマンを採用するという手もありますが、できればあと1枚広告を買えれば3期のFが30円ほど安くなります。もちろん教育チップも次繰りしたいです。

残り5行でやりたいこと。
・4個販売(在庫6個で販売力7なので一回で可能)
・教育チップの次繰り
・広告チップの次繰り

リスクカードを引くことも考えれば、この時点で広告成功を引いて3行売りはありえません。福岡で4個売れるのであれば1行で売るのがもっとも安全です。

結果論ですが、1行で売っていれば、次のターンで教育を買い、その次で広告を買って、クレームを引いて、さらにあと一回意思決定ができたことになります。

私が3行売りをしてしまった原因は、冷静さが足りなかったこと以外に、高く売って自己資本を上げることとチップを買うことの優先順位が曖昧だったことが上げられます。平均P28円で損益分岐点が12個と事前に把握していたら、間違った意思決定をすることはなかったと思います。(なお、Do nothingをした理由は3行売りをしてしまったからです。つまり実際には4行売りをしたのと同じだけ意思決定の機会を損したのと同じです)

わからない人同士での教え合い

2021.10.01

MGの冒頭でお話することが多いのですが、教え合いー教えないー紙は自分で、という話があります。MGの特長として、理入<行入などと共に教え合いという文化が存在します。

MGは期数をこなしているベテランと期数の浅い初心者とが互いに教え合いながら学んでいくのが理想です。ベテランばかりだとお互いに手の内が分かってしまい、合理性追求の結果、予定調和なゲーム展開になってしまったりします。逆に初心者ばかりだとやってみせる人がいないせいで、どうすればうまくいくのかといったことを考えるヒントが足りず、成長に時間を要する結果となります。

初心者がベテランから学ぶのは想像しやすいと思いますが、実はベテランは初心者から学んでいるのです。初心者はセオリーを知りませんから、合理性の観点から言えば不合理な手を打ってしまったりするものです。例えばとんでもない安値で入札をして、ベテランがそれに足をすくわれたりします。卓全員が赤字に転落したりします。力のあるベテランはそういった場でも、うまく初心者をかわして、市場をコントロールすることができます。こうしたことは初心者が混ざっているから学べるのであって、ベテランばかりのゲームでは経験できない要素です。

また、教え合いは初心者と初心者の間でも可能です。分かっている人が分からない人に教えるのは当り前ですが、実際にやってみるとわからない人同士で教え合うことも案外できるものなのです。たとえばルールを初めて理解しようとしている時や、決算のやり方や手順を学ぶ時に、初心者同士がお互いのわからない部分を補完し合うことで、結果的に理解が深まったりするということはよくあります。確かに、最初から答えを知っているベテランやインストラクターが常にそばにいて、何を聞いても即答してくれる環境があれば初心者は楽でしょう。でも、それだと肝心の教え合いの文化は学べません。

受験や学校教育では常に正解を求められますが、ビジネスの現場や世の中には正解のある問題よりも正解の無い問題の方が多いものです。たとえばどうしたら製品が売れるか?とかどうしたら幸せな働き方ができるか?とか、キャリア選択をどうすればいいか?等々。正解を教えてもらうことしか考えられない受験エリートはこうした問題を解くことはできません。

わからない人同士での教え合いという体験が正解のない問題を考える時のヒントになるのではないかと私は考えています。それは知っているか知らないかで区別できるような単純な知識とは異なる知的財産です。それはロジックというよりはプロセスであり、演繹よりも帰納的なものです。

正解の無い問題に直面した時に、それをひとりで抱え込んでしまう社員ばかりの会社と、とりあえずどうなるかわからないけれどもその問題をシェアして一緒に考えてみようとする社員のいる会社とどちらが早くイノベーションを起こすことができるでしょうか。それは社員一人一人のスキルというよりも、行動様式に掛かっていると思います。一人一人異なる人生経験を持っていて、お互いがそれらを補完し合いながら正解の無い問題に立ち向かう方が、独りで考える人よりもより良い結果を導くことができるのではないかと思います。

環境は意思よりも強し!

2021.09.05

2年前からBNIという会に入ったのですが、そこで学んだことがあります。

「環境は意思よりも強し」という言葉です。

人間って、思ったように行動できない生き物ですね。

象と象使いの話というのを聞いたことがあります。

象というのは無意識であり感情です。象使いというのは意思(意識)つまり思っていること。

象と象使いとでは、力は明らかに象の方が強い。

象使いが象に目的地まで歩かせたいと思っても、象は勝手に草を食べ始めてしまったりする。

人間の感情や無意識もこれと同じです。

頭では勉強しなければ、とか、ダイエットしなければ、と思っていても、結局土日二日間YouTubeを見て過ごしてしまったり、お菓子を食べすぎてしまったりするわけです。

では、どうすれば象使いよりも力の強い象にいう事を聞かせられるのか?

これは結局環境を変えるしかないです。無意識がお菓子を食べたくても、目の前にお菓子が無ければ食べられません。お菓子を買わなければいいんです。なぜなら象は面倒くさがりだからわざわざお菓子を買いに行こうとはしないからです。私はこれと同じやり方で昔禁煙に成功しました。

勉強も同じですね。ひとりで本を読もうと思っていても、なかなか実行できませんよね。

マネジメントゲームは究極の環境です。

あの場に来てしまったら、どんな怠け者でもやるしかなくなります。

思ったように行動できていないという怠け者のあなた! ぜひ一度MG会場へ足を運んでみてください。

新しい用紙で決算をやり直してはいけない理由

2021.07.16

決算がうまくいかない時に、新しい紙でやり直したいという参加者の方がたまにいます。


そのような場合に「いいですよー、好きなだけ紙使ってくださいね!」という優しいインストラクターもいるかもしれません。
ですが私はそれを絶対に許しません。ゴルゴは優しくないですねー(笑)
なぜ新しい紙で決算をやり直すことを認めないかというと、用紙をケチっているからではありません。もちろん、用紙の予備も限りがありますのでみんながそんなことをすれば、他の人の分が足りなくなる可能性はあります。ただそれは大したことではありません。もっともっと大事な理由があるのです。

それはその人のためにならないからです。
MGはとても優れた人材育成の研修であり、特に決算ではその人の人間性が出ます。
横着な人、文字を丁寧に書かない人は必ず計算が合わなくなるのです。
決算プログラムを最後の一文字まできちんと読まない人も同じです。
間違いを探す過程は自分という人間の弱点と向き合う過程でもあるのです。
間違いを犯したのは外ならぬその人自身です。にもかかわらず、臭いものに蓋をして新しい紙を使って計算をやり直し、その結果、たまたま計算が合ったとしてもそれに何の意味があるでしょうか? その場限りのごまかしをして、周りの人を待たせないというただそれだけのために、自分の間違いに向き合わずに済ませてしまえば、その人はせっかくの成長の機会を逃してしまうことになります。
横着な人は損ですね。

MGは登山とよく似てます。
辛い事と楽しいことが両方あり、だからこそ達成感が得られます。
登山でバテた人が居ても、誰もその人の代わりに歩いてあげる事はできませんが、かと言って置いて行く事もできません。
結局お互いが助け合って励まし合って生きて帰る事がゴールなのです。
もしかすると、ゴルゴMGは単純にゲームだけを出来るだけラクをして楽しみたいという方には不向きかもしれません。
ライオンのように崖から突き落としはしませんが、それぞれの参加者の実力を見て、その人に相応しい負荷をかけていきます。
随分な期数を経験していて、決算も早いのに、キャッシュフロー計算書を書いてない方がよくおられるのですが、そういう方には、書くように指導させて頂いています。
そういう方にやってみてくださいと言うと、大体返ってくるのは「習ってません」という言葉です(笑)

何を隠そう、私も西順一郎先生から初めてキャッシュ・フロー計算書を書くように言われた時には同じ事を思いました。
学校教育では習ってもいないことをやれと言われたことはなかったので、面くらいました。それでも、西先生がやってみなさいと言われるからには何か意味があるのだろうと思って、分からないなりに周りの人に教えて貰ってやってみたものでした。
その時はそれでも不承不承やった感じでしたから、私も元々は皆さんと同じで怠け者なのです(笑)
それでも、それからは必ずキャッシュ・フロー計算書を書くようになりました。西先生が許してくれないからですが・・・。
ところがそうしていくうちに、段々とキャッシュ・フロー計算書の意味がわかってくるのです。例えば自分が利益を出した時に営業キャッシュフローがプラスになっていたり、資金繰りが苦しい時に財務キャッシュフローが充分でなかったり、自分の経営の状態とキャッシュフローの関係が少しずつ見えてくるようになりました。

西先生は、学校の先生とは違ってほとんど手取り足取り親切に教えてくださるという事はありません。西先生も優しくないですねー。お顔は優しいのに(笑)
ですが、必ずその人のことを見てくださっていて、適切な時期に適切な課題を与えて下さるのです。おかげで、私は行入という形で最良の学びを得させて頂けました。
振り返ってみると、あの時の西先生の「無茶振り」があったからこそ、私は怠け者を脱して、新しいことに主体的に挑戦し、成長する道へと踏み出すことができたのだと思います。
穏やかに、人を見守りながら負荷を掛けるという優しいスパルタには、今となってはとても感謝しているのは言うまでもありません。

愛知県に緊急事態宣言が発令されましたが・・・。

2021.05.07

本日、愛知県に緊急事態宣言が発令されました。

ゴルゴMGは、従来通り感染対策を徹底しながら開催の予定です。

政治の動向と実際の感染リスクとの間にはあまり関係がないと考えています。

どんな宣言が出ようと、GOTOトラベルやGOTOイートが出ようと、感染リスクがあることに変わりはありません。

宣言があろうとなかろうと、全力で感染を防ぎつつ、Do nothingしないというのがこの問題についてこの一年間真剣に悩みぬいて考え抜いた末の当方の結論です。

経営のリスクはコロナだけではありません。助成金が無限に配れるわけでもありません。人生がコロナの期間分だけ延長してもらえるわけでもありません。

自助努力で経営を続け、向上を目指されるビジネスパーソンのためにMGセミナーを開催し続けます。

高学歴の人でもMGの決算に手こずるのはなぜか?

2021.03.16

愛知県の某企業で社内出張MG研修を行わせていただきました。

今回は新卒内定者が12人! その全員が初MGということで、インストラクターとしてもワクワクドキドキしながら当日を迎えました。

4大卒の方と高卒の方が半々で、高卒の方の中には商業高校で簿記を学んでいた方もいましたので、どんなMGになるのか楽しみでした。

終わってみての感想としては、MGに学歴はあまり関係ないと思いました。

特に決算ではそうでした。

もちろん、ある程度の基礎学力は必要なのですが、そうはいっても小学生レベルで十分なのですから、高卒でも大卒でも院卒でも大した差はありません。

ただし、おそらく要領の良さみたいなものが大きく影響する気がします。

MGの決算では、ミスをするとそれを修正しないといけないわけですが、初めてやる人の場合、ミスが出るのは仕方ありません。それよりも、ミスが出た時の修正の仕方で大きく差が付くのです。

例えば資金繰り表の現金残高の計算を途中で間違えた場合に、どう修正するか?
1.間違えた所から全部消して全て書き直す。
2.間違えた所を消さずに隣の余白に書き直す。
3.間違えた所に差額をメモして、最後の残の数字から足し引きする。
経験者の方はご存知だと思いますが、3が一番早いです。

ところが、初心者の方はそういうテクニックを知らないので1をやる人が多いです。これは確かに3の何倍もの時間が掛かります。そしてその分体力を消耗する。

今回苦労された方は2でした。

間違いを消さずに見える形で修正するというのは、それはそれで一種の合理性を持ったやり方です。
ただし、今回の場合は2を二回も三回も繰り返してしまい、紙の上の情報量が増えすぎてしまいました。こうなってしまうと、他人に見てもらう時にどこがどうなっているのかがわかりにくくなってしまいます。物事を複雑にしてしまうと後が大変です。

2に比べればまだしも単純な1をやる方が情報が増えすぎない分だけマシなのです。

決算でハマるか、すんなり終わるかは、実はこんな1~3の単純な分かれ道を選び間違うことで決まってしまうのです。

学校に「要領」という科目はありません。「世知」と言ったりもします。いずれにしても暗黙知の一種です。

要領のいい人は、こういう大事な判断を間違わないものなのです。要領は、実社会で必要になることが多いため、アルバイトをたくさんしてきた方の方が身に着けておられるような気がします。アルバイトでなくてもボランティアとか外で遊ぶ(ボーイスカウト?)とかでもいいと思います。頭を使って目的を遂行する経験がモノを言います。

ちなみに、MGを始めた頃の私は思いっきり要領の悪いタイプでした(笑)
いわゆる不器用という奴です。
高校の数学の教師から、お前は思い込みが強すぎる!と指摘されたのを今でも覚えています。

今回の方も昔の私と同じように、一生懸命がむしゃらに頑張る方でした。そういう方が「要領」を身に付ければもっともっと成果が出せると思います。イモ洗いで人が磨かれるというのは、こういう事なのかもしれません。

緊急事態宣言下ですがゴルゴMG開催しました

2021.01.26

1/20~21に10名の参加者でゴルゴMGを開催させていただきました。

・マスク着用
・1ゲームごとに手洗い、消毒
・換気の実施
・夜8時までに終了し、懇親会は開催しない

以上の対策を講じた上で予定通り研修を行わせて頂きました。

もちろん、参加者の皆様も十分にご理解を頂いており、ご協力頂けました。

最優秀経営者賞は経験期数85期の鈴木さんでした。

強豪企業が集まるA卓の中で、あえて少ない青チップでの戦略を実行されました。

MGでは特にですが、比較優位な戦略は誰でも真似することが可能ですので、一見不利な戦略に見えても真似されにくいやり方の方が有利になるということがあります。

こうした逆転の発想ができるというのもMGの面白いところですね。

決算はドライバーではなく、パターを打つようにやる

2020.12.27

昨日、今日と初心者の方7名が参加されたゴルゴMGが終わりました。

その中で、ゲームもとても強く、決算もとてもスピーディーに書いていっている参加者の方がおられました。講義の時にもネタの部分にはノリ良く反応してくださっていて、こういう方がいるとやりやすいなあと感じておりました。

ところが、なぜかその方が2期も3期も決算で最後まで掛かったのでした。快調に進んでいるように見えるのですが、最後の方で致命的なミスが見つかり、大幅に時間ロス・・・。

どうしてなんだろう? そう思ってその方の決算作業を観察してみました。
すると、あることがわかりました。その方は、電卓を叩くのもスピーディー。数字を書くのもスピーディー。とにかくリズムが早いのです。きっと頭の回転が速い方なんでしょう。スタタタタッと進んでいってしまうのです。そして気が付くと記入漏れやミスをしていて、ご本人自身「アレ?」と首をかしげておられます。

はは~ん、わかりました。
要するにその方は雑だったのです。
物事を迷わずにどんどん進めていく性質は、きっとこれまでメリットの方が多かったことと思いますが、1円違っても許されない決算の作業では致命的です。
案の定、電卓の打ち間違いや自分で書いた文字の見間違いをされていました。

「〇〇さんはゴルフはやりますか?」
「はい、やりますが」
「そうなんですね。決算の時はドライバーではなくパターを打つようにやってみてください」
ドライバーで打った球が1メートルや2メートル、着地点がズレたとしても大した問題ではありませんが、パターはたった1センチずれただけで穴に入れることはできなくなります。

決算の時はたった一文字、2が3に見えただけで結果は合わなくなってしまいます。なので、スピーディーに書くことよりも、一文字一文字、記入した数字が他の数字に見えないかどうかをチェックしながら書くことの方がずっと大事です。電卓も一打一打、正しく打てているかどうかを液晶画面で確認しながら打つべきなのです。

パターをドライバーのように強く振ってしまっていては、いつまでたってもカップインできないのと同じです。

ちなみにその方は、ゴルフの腕前は私よりずっと上級者だったのですが・・・(笑)

社長、夜ぐっすり眠れてますか?

2020.10.16

単純な事ですが経営者の幸福度を測る上で大切なことです。

「幸福な経営者を育てること」これは私の重要なミッションです。

では、そもそも経営者の幸福とは一体何でしょうか?

お金をたくさん稼ぐこと?

お金があったら必ずしも幸福かというと、そうとは限りませんよね。

人の十倍お金があったら、10人前のご飯が食べられるか?

ギャル曽根じゃあるまいし(笑)

私は経営者の幸福度は「夜ぐっすり眠れているかどうか」で分かると思っています。

人は不安や心配事があると寝る時も考え事をしてしまい、安眠することができなくなります。

経営者には夢がありますが、一方でリスクとも背中合わせです。

将来の資金繰りや売上の心配や、社員が辞めてしまう心配など、悩みは尽きません。

経営という不安定性に足を踏みだしたその日から、雇われの身の安眠とはオサラバしなくてはなりません(雇われの身にも悩みはあるでしょうが)。

では、経営者が夜ぐっすり眠れるようになるためにはどうすればいいのでしょうか?

それはリスクを知ることです。将来、何が起きるかわからないから不安なのです。

どのくらいの確率で、どのくらいの影響度のリスクが発生するかが分かっていれば、適切な対策を講じることができます(コロナ対策もこれと同じですね)。

リスクへの対処ができていない経営者は安眠できません。

マネジメントゲームで学ぶ大きな目的のひとつがリスクへの対処です。リスクマネジメント。

また、睡眠時間を十分に取れていない経営者も多いのではないでしょうか?

人を雇ったはいいけれど、社員に仕事を任せるには仕組みが必要です。マニュアルや手順書、チェックリストにはじまり、ゆくゆくは価値観の共有までしていかなければ、結局は社長は時間に余裕を持つことができません。

睡眠時間を削ってまで、社長が働かなければならないのは、人に頼むよりも自分でやった方が早いという残念な状況にある証拠です。そこを抜け出すためには、睡眠時間を更に削ってマニュアル作りに励むしかありません。

こんな本が役に立つでしょう。

何を隠そう、この私自身も最初に人を雇った時には同じ思いをしたものです。


様々な失敗と努力を経て、ようやく経営者として時間に余裕を持てると思えた時の思い出があります。その思い出は、大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」です。録画しておいた大河ドラマを深夜に家族が寝静まった後で見ることができるようになった時、初めて私は人心地つくことができたのでした。このドラマが放映されていたのは2011年ですので、2007年に起業してから4年目になってようやく落ち着くことができたことになります。

MGの記帳で焦らないようにする方法

2020.02.22

MGでゲームをしながら記帳している時に、周りの意思決定が早くて自分の番が回ってきてしまうと焦ったり慌てたりしやすい。

MGはたくさん行を進めた方が利益が上がる仕組みなので、早くしなければ!と思ってしまうのだ。

そんな時に、現金残高の計算を後回しにして、先にカードをめくろうとする人がいるが、それをやってしまうと知らないうちに現金残高がマイナスになってしまったりして、グチャグチャになってしまう。

だから、必ず現金残高まで書いてから自分の番をやらなくてはいけない。

周りのメンバーも、(本人が気づいてない場合もあるので)「あなたの番ですよ」と伝えるのは構わないが、本人を急かしてはいけない。記帳がグチャグチャになったら、決算の時に困るのは本人だからだ。

もちろん、ゴルフと同じでスロープレイは良くない。限られた時間内に多くの仕事をした方が儲かるということを実感して頂くのもMGの大切な学びだからである。

 

スピーディにゲームを進めて、全員共通の目的である利益をたくさん上げるというのが大前提なので、記帳も素早くできればそれに越したことはないのだが、初心者は慣れていないのでどうしても記帳に時間が掛かってしまう。

これが二律背反だ。あちらを立てればこちらが立たず。

このような時に人は焦ってしまう。

焦ると何もかもうまくいかなくなる。

 

ではどうすればいいか?

 

優先順位を決めることだ。

 

記帳の正確さ>スピード>意思決定の精度

 

ゴルゴMGのグランドルールには次のような一文がある。

・記帳はしっかり落ち着いて。意思決定は素早く!

 

初心者は、意思決定をどうするかについて考える時間がもっと欲しいかもしれない。

でもそれは許されない。それを許してしまったらゲームが成り立たなくなってしまう。

従って、ゴルゴMGのグランドルールには次のような一文もある。

どうしていいか分からない時でも、経営者は決断しなくてはなりません。

その代わり、周りがどんなに早くても、記帳だけはきちんと落ち着いてやって構わない。

 

このように予め優先順位を決めておけば人は焦らないで済むものだ。
焦らなければ、段々と慣れてきて、色々な課題が解決されてゆく。それを世間では成長という。

中小企業の人材獲得戦略

2020.02.18

常識をアップデートするスピードは人それぞれ。

例えば、MGで海外市場の16円の材料に手を出すことに躊躇する人は案外多い。東京市場の15円と1円しか違わないにも関わらずだ。
そのスキに、分かっている経験者はまんまと材料を買い占めてしまう。

開業当初の私も、メリットの大きな助成金の成功報酬を常識外れの30%(当時の助成金の報酬の相場は10~20%)で事業化し、数年間、県内の予算の9割以上を受注していたことがある。最初はどう思われるかとビクビクしながら提案したが、相手にとってはメリットの方が大きかったため、誰一人断る人はいなかった。もちろん私も潤った。

そういう点では、今、中小企業にとって最も深刻な課題である人材獲得競争についても常識のアップデートが必要だと思う。

大企業と同じ土俵で戦えないのは明らかなのだから、人材獲得においても中小企業は接近戦、ゲリラ戦で戦うしかない。要するに縁故採用。リファーラル求人なら中小企業にも勝ち目はある。

社員に対して人材紹介の奨励金を支給する会社はよくあるが、奨励金の相場はわずか数万円。これでは社員も本気になって友達や後輩に声を掛けようとは思わないのではなかろうか。
求人媒体に何十万、いや年間100万以上の投資をしている会社も少なくはないはず。

通常のMGの採用費は5円だが、私の主催しているCFMG(キャッシュフローマネジメントゲーム)の採用費は15円と3倍に設定してある。それでも背に腹は代えられず、ほとんどのプレイヤーは大枚はたいて人材を採用する。人材のコマの総数も少子化時代に合わせて減らしてあるのでむしろ取り合いだ。

中小企業にとって社員からの人材紹介は最強の最終手段なのだから、当てにならない媒体に払う予算があるならば、もっと社員への奨励金を手厚くしたり、学生と社会人の交流の場を作るなどしてリファーラル採用に本腰を入れてみてはどうかと思う。

当然のことながら、常識のアップデートには先行者利益があるはずだ。

今後のCFMGの予定
2020/2/23-24
2020/5/5-6
2020/7/11-12

決算でミスを発見する方法

2020.02.17

自分が無意識に犯してしまったミスをどうしたら発見できるのか?

 

MGの決算をやっていて、差額が出てしまったりした時に自分で自分のミスが発見できないという人は多い。

 

例えば、本来は投入の所に書かなければならない数字を完成の所に書いてしまっているような場合、何度見ても同じ間違いをしてしまって自分ではそれが発見できないというのだ。

 

人間は必ず「自分は正しい」という思い込みをしている。

そのせいで、何度も同じ間違いをしてしまう。間違いをした自分を無意識が肯定してしまっているのだ。

 

この無意識の思い込みを脱するにはどうすればいいのだろうか?

 

「環境は意思よりも強い」という言葉がある。

たとえば、禁煙やダイエットをする時にこの考え方がよく使われる。

意思の力になるべく頼らずに、できるだけ環境の力で目的を達成する方が成功率が高いというわけだ。

目の前にご馳走を置いておいて、食べまいと努力するよりも、ご馳走のある場所には最初から近づかない方がダイエットはうまくいく。

 

思い込みによるミスも、環境をうまく使うと案外簡単に見つけられる気がする。

意思や思考には極力頼らないようにする。

 

具体的にどうやればいいかというと、まずは整理整頓。環境整備を徹底するのだ。

MGの決算で言えば、不要なものはすべて机の上から撤去し、消しゴムのカスやホコリひとつに至るまで徹底して掃除する。

体操をしたり、水分を採ったり、トイレに行ったりして体調をリフレッシュさせる。

姿勢を正して、ゆっくりと計算をやり直してみる。

 

スポーツ選手がやるようなルーティーンを取り入れるのもいい。

集中力を高めるためにできることをすべてやる。

 

無意識の呪縛から逃れるためには、そのくらいの努力が必要なのだ。

1日コースか2日間コースか?

2019.11.22

MG研修を始めて受講する際に、1日コースか2日間コースかどちらにするかを迷われる方が多いと思います。

1日コースのメリット
・金銭的な負担が少ない
・時間的な負担が少ない

1日コースのデメリット
・3期までしかできない

このような感じだと思います。
MGをやったことのない人にとっては、1日コースのメリットは分かりやすいがデメリットは分かりにくいのではないでしょうか?
そもそもなぜMGは1日コースでも3日間コースでもなく、2日間コースが正規のプログラムとされているのでしょうか?

それは圧倒的に2日間コースが効果があるからです。

【1日コースのスケジュール】
・1期(記帳の練習)
・1期決算(時間短縮のためマトリクス会計表による直接原価計算のみ)
・ルール説明
・昼食
・2期ゲーム
・2期決算
・MQ会計と経営計画の講義
・3期ゲーム
・3期決算
・表彰、感想文

【2日間コースのスケジュール】
・1期(記帳の練習)
・1期決算(左右会計による全部原価計算とマトリクス会計表による直接原価計算の両方をやる)
・ルール説明
・昼食
・練習ゲーム(ゴルゴMGで独自に考案)
・2期ゲーム
・2期決算
・3期ゲーム
・3期決算
・3.5期(懇親会)
(ここから2日目)
・MQ会計講義(利益感度分析)
・経営計画
・4期ゲーム(中間決算あり)
・昼食
・4期決算
・ビジネスパワー分析(時間の関係で割愛する場合あり)
・5期ゲーム
・5期決算
・表彰、感想文、講義

なぜ2日間コースは効果があるのか?
初めてMGをやる際にネックとなるのは以下の3つです。
・決算
・ルール
・入札
特に決算は繰り返し作業をすることにより、残存効果が発生して力(=慣れ)が付きます。
人間の記憶というのは、時間がたつと確実に薄れてしまいますので、特に最初のうちは間を空けずに繰り返すことが効果的なのです。

1日コースを受講して、一カ月後にもう一度1日コースを受講するのと、2日間コースを1回受講するのとでは、圧倒的に2日間連続で受講する方が効果的です。

また、講義の時間が1日コースではほとんど取れません。しっかりとした考え方を身に着けて実務に生かしてゆく上では、講義の時間がある程度必要です。中でもPDCAサイクルのP(plan)にあたる経営計画と、C(check)にあたる中間決算は、戦略思考の学びの最も重要なプロセスです。ここにかける時間が足りないと、受講する方の気づきもそれだけ浅いものになってしまいます。

そして、2日間コースの場合、初日終了後に3.5期と呼ばれる懇親会があります。これは参加自由なのですが、色々な業種、様々な経験期数の参加者同士が互いの気づきと実務におけるMGの活かし方を語り合います。初心者は特にMGの研修中は決算をやるのに必死で、他の受講者と交流する時間はあまり取れません。また、ファシリテーションの世界でも、会議そのものよりも、休憩時間中のふとした会話の中に貴重な気づきが生まれることがあると言われます。本線を外れたリラックスした状況の中だからこそ、本音のコミュニケーションができて貴重な気づきに繋がりやすいのではないでしょうか。

また初日が終わった後、一晩眠って2日目をやるというのも効果に影響があります。人間の脳は睡眠中に記憶を整理するようにできていて、余計な情報を忘却し、大事なエッセンスだけを残すようにできています。そのため、1日目には飲み込めなかった決算の作業がなぜかスラスラとできるようになったりするものです。

そして何といっても5期まで経営を経験できるという点があります。
実際に経営を行っている方ならお分かりだと思いますが、創業当初にすぐ利益を出せるかどうかは運頼みの要素が多いものです。一方、5期くらいになると長期的な視野で投資を行ってきた企業が圧倒的な成果を出すようになります。実際の経営に生かせる考え方というのは、3期よりも5期通しての体験の方が深い部分まで気付けるものです。
特にMGでは、シニアルールというものがあります。シニアルールでは、前期からの繰り越し投資が大きく物を言います。シニアルールの場合、行き当たりばったりの経営では、太刀打ちできません。このシニアルールを体験するには、やはり2日間コースで行う必要があるのです。

起承転結という言葉通り、MGも2期からゲームが始まり、3期にそれを引き継いで、4期に転機があり、5期で終わりを迎えます。また、研修の場も、最初はお互い初対面の人同士が卓を共にし、徐々に打ち解けて、3.5期で盛り上がり、翌日はすっかり仲良くなり、2日目の最後には成績が決まり、勝者を讃え、感想文で思いを整理し、再会を約して帰途につきます。2日間コースだからこそ、感じることのできるひとつの物語がそこにあります。

簿記3級を試験勉強一日でクリアする方法

2019.03.05

別に自慢話がしたいわけじゃない。

受かったのはたかが3級だし(でも、実際にやってみると簡単ではなかった)。

ただ、この経験から気づいたことをシェアしたいと思ったから。

知立駅前の古ぼけたビルにある某専門学校の門を叩いたのは3カ月前。商業高校の学生がやっている勉強を自分もやってみようと思った。

簿記の授業は面白かった。いや、正確に言えば授業が面白かったというよりも、簿記そのものが面白かった。商売のお金の流れを、仕組みに従って処理していくと利益と資産が計算できる。その仕組みそのものの数字の美しさを感じることができるのが簿記だ。

田舎の寂れた専門学校だったので、生徒は多い時でも3人。先生と私のマンツーマンの時も何回かあった。15回の授業だが、MG1回分程度の金額で受講できる。

授業の中で少しでも引っかかる時はその場ですぐ質問した。試験の合格が目的ではなく、純粋に簿記を理解することを目的としていたので、丸暗記を一切拒否して論理的にすべての内容を理解しようとした。

MGで決算書の全体像はつかんでいたが、複式簿記の仕組みに慣れる必要があった。
他の受講者と比べるとMGの素地の優位性は抜群で、地球儀を見たことが無い人が地理を勉強するのと、地球全体を知っていてしかもそこを実際に歩いた経験もある自分とでは理解のスピードは比べ物にならない。

だから、授業の理解度は100%だったと思う。

でも、分かるとできるとの間には意外と大きな差がある。授業を理解できたからといって、試験をパスできるとは限らない。

予備校側もそれは分かっているから、通常の授業カリキュラムの後で1カ月間の答案練習カリキュラムを用意していた。

私はさすがにそこまではお付き合いするつもりもなく、受からなければまた次に受ければいいと考えていた。

ただし合格するためには、試験前には最低でも何回分かの過去問にしっかり取り組み、問題への対応力を磨いておく必要があると感じていた。

ところが、仕事やプライベートで様々なトラブルやビジネスチャンスがあって、試験の直前までほとんどまとまった時間を確保できなかった。

【試験前日に考えたこと】
当初考えていた分の5分の1程度の時間(約1日)しか確保できないことになってしまった。
簿記3級は自分の本業(社労士)とは関係なく、教養の一環としてやり始めたことだった。だから、こうなってしまったことは悔やまなかった。仕事をおろそかにしてまで簿記の勉強の時間を作るわけにはいかなかった。

でも、明日は試験だ。合格するには70点以上必要だ。
授業は理解していたので、ちゃんと試験勉強をすれば合格できる自信はあった。でも、その試験勉強が全然できていない。正直、苦しい状況だった。

こういう時に、どういう時間の使い方をするかは人それぞれだと思う。
・すぐに問題に取り掛かり、限られた時間のうちできるだけ多くの時間を勉強に充てる。
・勉強に取り掛かる前に、限られた時間のベストな使い方を考える。

時間がないという焦りはあったが、私はすでに半分諦めていたので、開き直って後者のやり方で行くことにした。普通は前者のやり方の方がたくさん勉強ができると思われるが、私は過去に似たような状況になった時にそのやり方でうまくいったことがなかった気がしたのだ。勉強の量より質を重視した。

だから、時間がない時こそ落ち着こうと思った。

そして、その日一日を考えた時に、量的には大した勉強はできないと悟った。

それでも受ける以上は、ギリギリまで可能性に掛けたいと思った。

結局、やれたのはたった一回分の過去問だけだった。しかも、解けない問題も所々あった。

試験の直前なのに、問題を解いていて間違えたり分からなかったりすると本当に焦る。

しまった、また間違えてしまった・・・明日の午前中には試験だというのに。

私はこの焦りこそが最大の敵だと思う。

MGの決算をできなかった初心者の頃は、常に焦っていた。人間は焦るとミスをする。

試験の前日、過去問を解きながら、どうすれば焦らないでいられるかを考えた。

もちろん、王道はたくさん勉強して準備することだ。

でも、今の自分にはその時間はない。

その中でできることはないか?

12年前に受けた社労士試験を思い出す。

まず、大事なのは時間配分だ。

簿記3級は全部で5問出る。時間は2時間。

第1問が仕訳の問題(20点)

第2問が10点

第3問が試算表の作成30点。

第4問が10点

第5問が決算の問題30点。

第3問と第5問は絶対に落とせない。そして第1問は仕訳なので比較的簡単だ。

第2問と第4問は10点しか配点されてない割に、過去問では結構難しい問題が出ていて、苦戦した。

簡単な問題も難問も 1点は1点。満点を取ろうとするなら難問を解かなければならないが、70点で合格できるのだから難問に引っかかって時間配分をミスしたら終わりだ。

限られた時間は試算表の作成と決算の問題に充てて勉強した。量的には不足だが、前日に集中してやったことで、頭は少し慣れたと思った。

【当日】

試験会場へは早めに向かった。とにかく焦る要素を作りたくないから。

試験会場へは勉強のネタは一切持って行かなかった。早めに着いて時間があるからといって、そこで勉強したりしたら解けない問題に出くわして余計に焦ることになるからだ。

一発勝負の集中力に賭けることにした。

シャープペンはMGでいつも使っている9ミリのものを2本用意していった。これで故障しても焦らずに済む。

自動販売機でコーヒーを買って体調を整えて待つ。

幸い席は一番後ろだった。自分の後ろに人が居ない方が落ち着くのでラッキーだ。

試験開始。

第1問は難しくなかった。これで20点確保。

第2問は総勘定元帳の穴埋め問題。面倒臭そうだったのでとりあえずパス。

第3問の試算表に取り掛かる。途中まで合計試算表と残高試算表を間違えていたが、途中で気づいてなんとかこなす。パーフェクトではないが、ほぼできた。

第4問は商品有高帳の問題。試験勉強でやってない分野だ。当然パス。

第5問の決算の問題。残り1時間を切った。順調に解いていったが、最後の借方貸方が一致しない。

この時点で残り10分。とりあえず第2問と第4問の中で取れるところだけでも拾う作戦に切り替える。

第3問と第5問がパーフェクトなら、第1問と合わせて80点で合格だが、借方貸方が一致しないということはどこかで間違っているということ。その分を第2問と第4問の部分点で補わなければならない。

時間いっぱいまで頭をフル回転させて解ける部分を取りに行った。

勉強不足な状態ではあったが、取れる所を最大限狙うことはできたと思った。善戦した感があった。

一週間後、電話で合否を問い合わせると、78点で合格とのことだった。

 

受講開始から試験まで約3カ月、振り返ってみて思うのは、

・基礎の理解は一番重要(初めて見る問題でもある程度点が拾えたのは基礎があったからだと思う)

・集中できない状況で無理をして勉強するよりも、集中できる状況を作ることに努力した方が良い

・準備に時間が確保できない時でも、過去の似たような経験を元にベストな対応の仕方を考えることができる(社労士試験の経験が生きた)

・勉強そのものよりも、勉強のやり方を考えることに頭を使うことが大事

大阪の萬集楼さんにてCFMGを開催!

2019.02.08

大阪の中華料理店・萬集楼さんにて出張CFMG(キャッシュフロー・マネジメントゲーム)をインストしてきました。

2卓での開催でしたが、参加者のうち半数は10期以内の経験の少ない方でしたが、売掛金や買掛金の決算にもすぐに慣れてくださり、ゲームもとても楽しそうに行っていただくことができました。

また、100期以上のMG経験のある方も、新しいルールや発生主義の記帳方式に新鮮味を感じていただき、「初めてMGをやったときを思い出した」「ワクワク感が蘇ってきた」とのお声をいただきました。

通常のMGでは期末経費以外は常に今あるお金の範囲だけで意思決定していれば良いのですが、CFMGでは今あるお金とは別に「掛けでいくら材料を買っているのか」「未回収の売上金がいくらあるのか」「中間や期末にいくらの支払をしなければならないのか」といったことを考えながら経営を進めなくてはなりません。
そうした部分が経営のリアル感につながってゆきます。「見えないものを見る目」を養わなくては最適な意思決定ができないのが実際の経営だからです。

初日終了後は萬集楼さんにて中華料理で懇親会を行いました。会場がお店の2階なので、決算が終わるとすぐに懇親会が始められるのがいい所ですね。どの料理も美味しくてついつい食べ過ぎてしまいました。

次回も企画していただけるとの事でしたので、今から楽しみです。

小さな会社の強味を生かす方法をMGでやってみた

2018.12.01

スワロースポーツMGに参加してきました。そこで経験したゲームの中での気付きを書こうと思います。

3期終了時点で自己資本198、次繰チップ赤3枚黄色1枚、キャッシュ16円だった会社が、5期終了時点で自己資本457のS++で2位の成績となりました。

元々、赤チップ戦略をやっていたのですが、4期の市場に逆風が吹きました。
シニアのサイコロで1が出てしまったのです。
大阪市場で大量売りをしようと思っていたのですが、大阪市場の最高プライスが21円では利益を稼ぐことは至難の業です。逆に言えば、ここが赤チップ戦略の辛いところであり、知恵を絞らなければならない点でもあります。
同じ卓(C卓)の面々を見渡してみるとそれなりに期数を積んでいて強そうなメンバーです。相手の在庫切れを狙って上の市場で売らせてもらうのも難しそうな気配。青チップの次繰も4枚の人が1人、3枚の人が2人、1枚の人が2人で自分だけゼロの状態。

ここで私はいくつかの戦略オプションを考えました。
1.大阪市場で21円でたくさん売る。
Mが6円のため、Fを300円としても50個売ってやっとトントン。かなり厳しい。
2.青チップを1枚特急して、名古屋市場で売る。
Mが12~13円、Fが340円のため、損益分岐点は28個。でも、青3枚組に乗って来られたら厳しくなる。青1枚組が特急してくる可能性もある。
3.青チップを3枚特急して、30円以上の市場に参入する。
Mが15円、Fが420円で損益分岐点は28個。期首キャッシュが足りないため、無理がある。仮にキャッシュがなんとかなっても共倒れになりそう。

どれもイマイチ実現可能性が低そうです。赤チップ3枚の次繰をしたことを後悔しましたが、そんなことを言っても始まりません。青チップの次繰をするという当たり前のやり方ではなく、敢えて赤でやってみることを自分に課しているのですから当然ですが。

そこで、あらゆる選択肢を検討してみた結果、試してみる価値のありそうな戦い方がひとつ見つかりました。
まず、赤チップ3枚は次繰盤から下ろさず5期に持ち越します。これはこれで、広告成功や広告失敗を引いた時のリスクを考えないではないのですが、そのリスクは受容することに決定。
コンピューターを買うのをやめて、中型機械と教育チップで製造能力3の販売能力3。そして最後にセールスマンの引き取り手を募集したところ、すぐに希望者がいて話がまとまりました。1人体制で配転しながら製造販売を行う予定です。
もちろん倉庫は使わず、予想F150円の会社ができました。これなら28円で10個くらい売ればトントンになります。問題はどうやって28円で売るかなのですが、これには秘策がありました。

これまでのMGで自分が大きな会社を経営している時に、市場に小さな会社が混ざっていると実にやりにくいということを以前に経験していたのです。なぜやりにくいかと言うと、自分が5個とか7個売れる体制の時に2個とか3個の売り方をされると、仮に自分が入札に勝てたとしても行を無駄に使ってしまい、トータルで利益が減ってしまうからです。だから正直、そういう会社の入札にはあまり乗りたくありません。逆に、そういう会社が縁故採用を引いたりして販売能力が5個になったりすると、あっという間に強豪の餌食になることがあります。
つまり、青チップにたくさん投資していたり、大型機械を持っていたりする企業は、弱小の会社の入札に乗ることがあまりオイシイ話ではなくなってしまうということなのです(これも一種の定性分析ですね)。
そこでこの力関係を利用することにしました。
販売能力3を使って、名古屋と福岡と札幌に1個ずつ入札し、毎回別々に入札を行うのです。そうすると、乗ってきた競合企業は仮に競り勝ったとしてもたった1個の売りのために1行を使うことになってしまいます。
通常の戦略では行あたりMQを最大化するというのがセオリーなのですが、逆にFを最小化して、大手企業の合間を縫ってMQを稼ぎ、来期への次繰に投資するというのが今回の戦略でした。


ここで懸念されるのは、来期への投資がどのくらいできるか?ということです。投資をしたくても、その分のキャッシュが無ければできません。そこで、CFMGで培ったキャシュフロー計算書の知識が生きてきます。
営業CF=G+F5-WW-SS
投資CFは機械の売り買いをしないのでゼロ
財務CF=第2ルールの新規借入100円-返済22円=78円
来期への投資とはSSのことなので、仮に5枚の青チップを買い足すとしたらSS=100円。このうちの78円はすでに財務CFで賄われているため、営業活動で稼ぎ出さなければならないキャッシュは22円で済みます。F5が26円なので、WWが増えなければG=0でも十分に賄えることが分かります。在庫は元々10個持ってスタートなので、在庫の補充を後回しにすればもっとキャッシュに余裕が出ることが分かります。

もう一点、行数のことにも触れておきます。
今回、4期は40行でしたので、中間決算や期首処理を考慮するとカードを引く順番が回ってくる回数は約37回。そのうちリスクカードが8回あるとして、残りは29回。10個28円で売れればキャッシュは回る計算のため、目標Qを10と考えます。製造能力3のため、材料を買う回数は期首在庫も考慮すると2回、完成投入は3回。次繰チップは6枚買うと考えると、ここまでで意思決定11回。残り18回の意思決定で10個売ればいい。

実際のゲームがどうなったか?
資金繰表とMX会計表をご覧ください。

結局、蓋を開けてみると青チップ1枚組の2人が入札に乗ってきたり、返品を引いたりしたため、販売個数は9個、PQは272円でした。到達行は31でGも-14と1個分足りない感じでしたが、資金ショートもせず、目標としていた次繰も達成できました。

5期は9枚の次繰チップを持ってE卓へ行き、大型機械を買い足して、人を2人雇って9個製造9個販売の体制で444円のGを稼ぎ、自己資本457で2位に入ることができました。

実際にミニマムな会社を経営してみると、普段軽視している数々の要素に気付きます。
・教育チップの効果の絶大さ!(たった20円のFで会社の規模を1.5倍にしてくれるありがたさ)
・巨大会社も零細企業も与えられた行数は同じであること(1日は24時間しかないのは皆同じ)
・巨大会社も零細企業も第2ルールの100円長借は同じ(零細企業にとってこの100円のキャッシュは大きい!)
・Fが軽い分だけ研究開発にタップリと時間を掛けられる(その気になればあと2枚次繰を増やす余裕があった)
・零細企業はリスクも小さい(初っ端にセールスマン退職を引くも、ワーカーに配転中であったため被害なし。倉庫なしでは怖い火災も、在庫を溜めない経営ではそれほど怖くない。リスクで怖いのは教育失敗と得意先倒産だけ)

MGではコストリーダーシップ戦略(規模の経済)がセオリーと見られがちですが、今回は弱小企業にもちゃんと強味があることを再認識しました。
これまで赤チップ戦略には何度もトライしているものの、サイコロで1が出てしまうと手も足も出なくなってしまうことがほとんどでしたが、初めてその状況を打破することができたのは嬉しかったです。
そしてよく考えてみると、リアルで自分がしていることとそっくりなような・・・。
・零細企業ならではの強味を常に意識する。
・規模の経営ではなく、量より質の経営をする。そのためには経営者自らが自己投資に時間をしっかり掛ける。
・恐竜を滅ぼすような環境変化にも零細企業は耐えて生き延びる。リスクと真剣に向き合う。
・ミニマム規模でも一人前に貰える助成金や消費税の免税など、使える諸制度をずる賢く活用する。
・零細企業だからこそ、人間関係は最重要。社員に見放されたら零細企業は終わり!

年内に経験期数400期に到達する予定ですが、MGは今だに新しい発見があります!

ゴルゴCFMG開催報告2018.7.15

2018.07.17

見事優勝された亀山さん。

3卓18名というベストバランスな人数でCFMG(キャッシュフローMG)を開催することができました。
CFMGも最初は参加者が少なくて、1卓開催も多かったのですが、今回は経験者の方が多く集まっていただけました(100期以上の方が13人!)。感謝です。

3.5期の参加率も高く、ハイレベルな交流の場が持てたことと存じます。
ゴルゴCFMGでは、下記のテーマで開催しております。
・よりスリリングなゲーム体験
・より深い学び
・より深い交流

CFMGは経験者限定となってはおりますが、通常のMGを最低5期経験している方であれば、特に問題なくご参加いただけます。
決算書に売掛金や買掛金が加わり、より実務に近い形の決算を行って頂けますので、通常のMGに慣れた方でも、自身の適応力が試されることとなります。
また、通常のMGにまだあまり慣れていないという方でも、ざっくりとルールを理解している程度で問題ありません。むしろ、少し違う角度から決算をしてみることで、会計やマトリクス会計表についてより理解が深まると思います。CFMGの良いところは、MGの基本をそのままに、新しい要素を付け加えているところです。
ですので、期数の浅い方にもどんどん挑戦してみて頂きたいと思っております。

MGの収穫⑤「主体性は教えることができない」

2018.07.10

主体性という言葉を辞書で引くと、「自分の意思・判断で行動しようとする態度」と書いてあります。

当事務所での雇用経験と、多くの経営者、労働者を見てきた経験、自分自身の労働経験から私が痛切に感じるのは、人間が力を発揮するために最も大切なものは「主体性」だということです。

例えば職場で、あれをやってください、これをやりなさい、これのやり方はこのマニュアルの通りにしてください、電話の出方は○○で、メールの送り方は××で・・・このように何もかも指示命令をされたらどうなるでしょうか?

もちろん、最初のうちは指示命令も必要だと思います。何事にも基本というものがあり、基本を知らずに主体性だけあっても主体性は生きません。ですが、指示命令が行き過ぎたらどうなってしまうか?

指示待ち人間

マニュアル人

ロボット人

私は職業人というものは、主体性が発揮できるようになれば一人前だと考えています。
こう思うから、こうする。
主体性を持った人の心には「思い」が宿ります。決してイエスマンではありません。

Y理論で有名な小林茂氏はこの「思い」のことを創意と言いました。創意工夫の創意のことです。

人間は生まれながらにして思いを持っている。
それは誰に教えられたことでもなく、真剣に自分や世間と向き合って生きていく中で止むに止まれず育っていくものである。

そういう点では例えば受験勉強というものは、もしかしたら人から主体性を奪ってしまうものではないかと思うことがあります。
受験勉強=他人が決めた正解を当てるゲーム
そこには自分の思いなど、全く尊重されません。むしろ、コンピューターのようにプログラム通りに正解を出すことだけが求められます。

私が大学生の頃、ホテルでアルバイトを始めたばかりの時に、何でもかんでも人に聞いて指示してもらおうとしたことがありました。
ホテルの仕事はどちらかといえばマニュアルが整っていることが多いのですが、中には臨機応変な対応が必要なこともありました。おバカな大学生だった私はマニュアルで決められていないことを何も考えずに先輩に質問して呆れられたことが何度もありました。
そういう時の先輩の答えは、一言で言えば「自分で考えなさい」ということだった気がします(今では実際に何と言われたかまではよく覚えていないのですが)。
今思えば受験勉強直後の私は、もしかしたら主体性が失われてしまっていたのかもしれません。
少なくとも物事を立ち止まってじっくりと考えてみるよりも、一秒でも早く正解を教えてもらおうとしていたことだけは確かです。

MGの感想文に「私は優秀ではないから、こんな研修は続けられません」と書いてくる人がごくたまにいます(ゴルゴMGでは感想文のシェアをするかしないかを問うダイアログがあるため、シェアをしない直球の感想を書いて頂けることがあるのです)。
自転車に乗ったことが無い人がいくら考えても自転車に乗る方法がわからないのは当たり前で、乗れるようになる唯一の方法は「とりあえずやってみる」「転んでももう一度乗る」なのですが、それをできないと思い込んでしまってやってみようとしない人が実際にはいます。
これもやはり主体性の問題です。やろうとしない人にやれとは誰も言えません。これはもう、そっとしておいて本人がやる気になるのを待つよりほかありません。


主体性が毀損している方のひとつのパターンとして、ネガティブワードを口に出して言うということがあります。
やりたくなければ黙って帰ってもいいのに、わざわざ「二度とやりたくない」「来るんじゃなかった」と口に出すわけです。
これはもう、他人にそれを聞いてもらいたいからに他なりません。本人は慰めてもらいたがっているのです。
そういう時、私はその感情にあまり付き合わないようにしてます。あたかもその言葉は聞こえなかったかのように、取り合いません。負の感情を否定も肯定もしないのです。
その代わりに、少しでもポジティブな言葉が出てきたら、すぐ反応します。「ここを教えてください」「ここはどうやればいいのですか?」こういう言葉が出てきたら、何事もなかったかのように、冷静に簡潔に答えます。そうしていると、段々とその人はポジティブなことしか言わなくなり、いつの間にか笑顔でMGに取り組むようになっていました。

主体性とは、人間に行動を起こさせるエンジンです。

教育や指導、しつけなどは、ハンドルやブレーキです。

エンジンが止まっている車のハンドルやブレーキをどれだけ動かしてもどこへも行けません。

西順一郎先生のMGの思想のひとつに「教えあい、教えない、紙は自分で」というものがありますが、職場での人材育成もこれと全く同じだと思います。

教えあいはいいけれど、教えすぎはその人の主体性を奪ってしまうので良くない。だから「教えない」が大事なのです。本人が手を上げて質問してくるまでは敢えて声を掛けずに待つのです。
そもそも学びというものは、誰かからやれと言われたり、「これこれだから覚えておきなさい」などと教えられたりするのではなく、自分から「これを知りたい、これを分かるようになりたい」と意欲や目的を持っていなければ、何一つ身に付かないものです。だから学びは自分から求めて得ようとするものでなくてはなりません。これが「紙は自分で」の所以です。
 
その昔、小学校の先生が教えてくれた歌に
「自分の行く場所は、自分で見つけたい~」
という歌詞がありました。
人間は元々主体性を持っているはずなのですが、過保護教育や教えすぎのせいで、学びや気づきの本当の喜びを知らずに育ってしまうと、何一つ自分で意思決定できない主体性の毀損した人間が出来上がる気がします。

少なくともMGを愛している人は、例外なく確固とした主体性を持っています。主体性は教えることは出来ませんが、私はMGを学ぶことで主体性の大切さに気付くことが出来ました。

社員教育にMGを取り入れる会社は、様々な目的を持っておられると思いますが、個人的にMGの最も大きな効果は主体性の獲得(再生)にあるのではないかと感じています。

MGインストラクターの目的と手段

2018.06.25

MGを開催していて、沢山人数が集まったりすると、すごいですね~などと人から言われたりすることがあるのですが、インストラクターとしてはそれにあまり賛同できない気分でおりました。
人には誉めてもらってうれしいことと、逆にくすぐったいだけで違和感を感じることとがあるものです。

先日、小笠信弥さんのブログを読んでいてハッとしたことがありました。

「利益や儲けは目的ではなく必要条件」

こう書いてあったのです。

最近、西順一郎先生がインストラクターとしてお越しになるアルスMGに参加してきたのですが、その時の先生のお話とこの言葉とが繋がって腹落ちしたので書こうと思います。

西先生は終わりの講義で「最近、MGを受講する人や企業が増えているけれど、それだけでは何の意味も無い」と言われました。MGを受講した人が、職場に戻り、実際に会社を良くしなければダメだと。

インストラクターの目的もこれと同じだと思いました。
私も最初は全然人を集めることができなくて、1卓だけでMGを開催したことも何度かありましたが、1卓開催というのは派手さはないものの、学びの場としてはとても良いものであったと今でも思っています。
確かにインストラクターやセミナー会社というものは、ひとりひとりの参加者様から受講料を頂いて運営しておりますので、沢山集まった方が利益はたくさん上がります。だからといって、それで満足していていいのでしょうか? むしろ集客に苦労する中でこそ、より良い学びを持ち帰って頂くために必死になって内容を工夫するような気がするのです。

大勢人を集めることに成功して、派手に盛り上がっているMGを見ると、この人たちは果たして本当に向上できているのだろうか?それともこの場を楽しんでいるだけなのだろうか?と正直不安になります。

成績<期数<交流<向上

この言葉はことがら表彰の時に、ゲームの成績よりも大切なことがありますよ、という意味でお伝えすることなのですが、インストラクターにとってもあてはまることだと思います。

インストラクターの本当の目的は受講者の向上であり、受講者を集めるという「成績」は目的のための手段に過ぎません。
人間が道を誤まる典型が「手段の目的化」にあると思います。
お金は人が幸せになるために稼ぐものなのに、いつの間にか幸せをお金で売っている人はよくいますね。あの世には一円も持っていけないのに(話がそれました)。

インストラクターは集客に苦労しがちですが、そこにばかり目が行くと本質を見失う気がします。
受講した人がどれだけ成果を出すことができたか? どれだけ成長できたか? 常にそこを見つめる必要があると思います。
自戒を込めて。

MGの収穫④「横着と愚直」

2018.04.23

MGで学んだ最大の収穫は、横着は損だという事です。
MGをやる前は、横着は得だと思っていました。
横着とは、物事を自分の浅知恵(浅知恵だということすら気付いていない)で判断すること。
「そんなものはこうすりゃいい」と思っている人のことです。
愚直は自分の浅知恵ではなく、教えられたことを素直に几帳面にやる。遠回りに思える事でも地道にやる。確実な道を選ぶ人。
例えば横着者はマトリクスを書く時に名前を書くことを後回しにする。
「難しい計算を先にやって、名前のような簡単なことは後でやればいいや」
「そもそもなぜ毎回毎回名前や日付を書かなくてはならないのか?」
「そんなものはひとつのファイルに閉じるのだから、一回書けば十分だろ?」
「大体、今どき手書きで決算やるなんて馬鹿げてる。こんなものはパソコンでやれば十分だろ?」
指示されている作業の手順は先人が試行錯誤の結果導き出した知恵の結晶だということを分かっていない。
面倒くさいことを敢えてやることにもちゃんと意義があるということを知らない。
そして、間違えた時にしっかり消さない。
消しゴムのカスを払わない。
汚れたままの環境で書こうとする。
「多少汚れてたって、気をつけて見れば大丈夫だろう」
「自分で書いた文字なんだから、自分が見間違えるはずがない」
「細かいことは後回しにして、大事なことを先にやろう」
こういう人に限ってミスをする。
横着者は言われたとおりにやらない。
横着者は人の話を聞かない。
自己流でやろうとする。
守破離を逆からやろうとする。
横着者は事前準備や環境整備を疎かにして、意志の力でなんとかしようとする。
でも、そもそも人間は意思の力はほんの少ししか無いので、そういう人はすぐミスをする。
横着者は道具を軽んじてシャープペンのお尻についている小さな消しゴムで済ませようとする。
でも、そういう人に限ってたくさん間違えるので、消しゴムが足りなくなる。
逆に、愚直に道具を用意する人は、間違いも少ないので消しゴムは全然減らない。
最初にMGをやったときの私がまさにそう(横着)でした。
横着がやっかいなのは、それが合理的だと勘違いするからなのですね。
だからなかなか直らない。
でも、現実は横着ではうまくいきません。
なのに横着者はそれに気付けないから横着なのです。
MGの決算は、見事に横着者がハマるようにできています。
まるで心の踏み絵のようです。
決算が合わない時に、アタマのせいだと勘違いする人が多いですが、真因はココロにあるのです。
決算でやっていることは転記と計算だけなので、ひとつひとつの作業はそれほど難しくはありません。
初MGの時の私は横着な心で決算をやって大失敗をしました。
でも、2回目の時の私は覚悟して臨みましたので、愚直にやることができました。
分からない時には隣の人に頭を下げて教えてもらいました。
横着な心でやっていると、人に聞くことが恥ずかしくてできません。
愚直な心にならなければ、人に頭を下げられないのです。
アタマの問題というのは知っているか知らないかの問題に過ぎませんが、ココロの問題というのは悟らない限り理解できないので厄介です。
誰かに言われても、本人が聞く耳を持たなければ永遠に悟れない。
MGが総合教育と言われる所以です。

資金繰りとキャッシュフロー計算書の目的

2018.03.06

CFMGで取り扱う資金繰りとCF計算書。これらはどちらもキャッシュというものに焦点を当てていますが、それぞれの目的は異なります。

資金繰りとはキャッシュの出と入を把握して資金ショートを起こさないように管理すること。つまり目的はキャッシュの維持であり、経営者が第一に考えるべき課題です。

一方、CF計算書はキャッシュの動きを営業・投資・財務の3つに分類して、その会社のキャッシュの使い方からその会社の状態を知ることが目的です。これはむしろ金融機関や投資家が考えるべき課題です。

CFMGセミナーでは、資金繰り計画書を作成して資金をショートさせない範囲でできるだけ利益と長期的キャッシュの増大を図る計画を立てます。ここでは、CF計算書のようにキャッシュの分類をする必要はありません(CF計算書の見方については講義があります)。大事なのはトータルでキャッシュがうまく回るようにすることです。

経営者は企業の実態を知っている立場ですから、わざわざ過去のCF計算書から分析する必要はありません。むしろ未来の資金繰りを考えることの方が重要です。
資金繰りに失敗した会社は「信用」という無形財産を失うことになります。
経営というゲームからの退場、つまりゲームオーバーを言い渡されることになります。

今年のCFMGセミナーは7月と9月と11月に開催を予定しております。最低一回は通常版のMGセミナーを受講していることが参加条件となっておりますので、未経験の方は通常のMGセミナーのスケジュールもご確認の上、ご検討ください。

MGの収穫③「言語を選択することの重要性」

2018.02.01

人間は物事を考える時、必ず言葉を使って考えます。頭の中で言葉をつぶやいているのです。

従って、頭の中でつぶやく言葉がどのような言語であるかによって、自ずと思考の結果に影響が出てきます。

大韓航空ではかつて事故発生率が異常に高かった時代がありましたが、その一因には縦の人間関係を重視する気風と共に韓国語では5段階もの敬語が使われており、機長と副操縦士の意思疎通がうまく行われなかったことがありました。その後、機内では韓国語の使用を禁止して(敬語表現の少ない)英語で会話するように改善が行われたそうです。

MQ会計で売上や原価、固定費などの用語にアルファベットを使用することにもとても大きな意味があります。

売上と言わずにPQと言うことにより、自然と(売上=価格×数量)という概念が無意識に定着します。
PQという言葉を使っている企業では、利益を増やすための手段を価格や数量に分けて考えるようになるのに対し、売上という大雑把な概念でしか捉えられていない企業では値下げをしてでも売り上げを増やしさえすれば良いという間違った選択をしかねません。

人間の行動はほとんどが無意識に行われるものです。
とっさの判断などは特にそうです。
その判断の積み重ねが企業の業績になってゆくのですから、無意識レベルをどう変えるかはとても重要なことです。
適切な言語選択は無意識レベルから行動を変えるための大事な一歩なのです。

社内にMGを取り入れて社員全員にMG研修を受講させる企業が増えてきました。
企業規模が大きくなればなるほど、意思決定の主体は経営者から社員に移らざるを得ません。
全社でMGに取り組む理由は、社長ひとりでなく社員全員が正しい共通言語を身に付けて末端の意思決定から変えてゆくことにあります。

慌てることと急ぐことの違い

2018.01.07

人間、簡単なことを勘違いすることがよくあります。

車を運転していて、目的地に早く着きたい場合、ついついアクセルを強く踏みがちですが、目の前の信号が赤になってしまったら止まらなくてはなりません。

信号もなく、歩行者もいない真っ直ぐな道であれば、早く着くこととアクセルを踏むことの間に相関関係が生まれますが、実際の道には様々な障害物があります。

仕事でも同じです。
短距離競走のような単純な仕事は少なく、ほとんどの場合、複雑な障害物競走です。

以前、料理の鉄人という番組で圧倒的な勝率を誇った和の鉄人・道場六三郎は、時間制限のある勝負なのに冒頭であえて手を止めて紙に墨書でお品書きを書きました。

障害物競争は、短距離競走と違い、すぐに作業に着手することよりもまず、計画を立てることの方が重要だからです。

来年2月に平日MGを開催します!

2017.11.07

来年、2018年の2月27日(火)~28日(水)に知立で平日にMGを開催いたします。

MGはゲームを行う都合上、一定の人数が集まらないと研修が成り立ちません。

そのため、これまではできるだけ参加できる方が多そうな土日にのみ開催日程を組んできました。

それでも始めた頃はなかなか人数が集まらず、1卓か2卓での開催が多かったのです。

MGは5期分のゲームを席替えしながら進行していくのですが、1卓だけだとメンバーがずっと同じになってしまい、市場の変化という要素が少なくなってしまいます。

ですので、主催者としては3卓15名くらい集まるとようやく一安心といった気持になります。

それが最近では4卓集まることも多くなってきました。

おそらく、何年も定期的に開催を継続してきたことで、世の中にゴルゴMGが認知されてきたおかげではないかと考えています。ありがたいことです。

そのため最初の頃よりは、平日開催の可能性が見えてきました。

美容業や飲食店など、土日にどうしても会社やお店を休むことができず、平日開催を待ち望んでいる方の声を以前からお聞きしてはいたのですが、人数が集まるかどうかが心配でこれまで平日開催に踏み出す勇気がなかなか出せませんでした。ですが、こうして土日のMGに人が来て頂けるようになり、事務所も開業から10年が経ち、来年はより大きなチャレンジがしたいという思いが強くなりました。

土日のMG開催がそうであったように、平日開催のMGも、最初のうちは集客に苦労すると思われます。

それでも、世の中に認知してもらうためには、少人数でもいいので開催を続けてゆく必要があります。

先ほど、卓数が少ないと変化する要素が乏しくなってしまうと書きましたが、私の経験上、初心者にとっては少人数のMGはむしろ良い点が多いと思います。
それは、インストラクターとの距離が近くなるからです。
例えば4卓20名も人がいると、初心者がインストラクターに話しかけるチャンスもなかなか見つかりません。
それが1卓6名の研修ではいつでもFace to faceでインストと話せます。

インストラクターの側も1卓なら死角なくすべてを把握でき、適切なアドバイスをすることができます。

ですので、平日MGは期数の浅い方には特にオススメです。
大勢でワイワイやるのは確かに楽しいと思いますが、アットホームなMGもまたいいものですよ。

MGの決算で自信を持てるようになる方法

2017.06.06

MGで決算が合わない人が陥りやすいのが精神論に答えを求めてしまうことです。もしくは、それを個人の資質と勘違いしてしまうこと。

計算が正しくできない原因は、個人のがんばりが足りないのでもなく、個人のアタマが悪いせいでもありません。

やり方が悪いせいです。

ミス発見器で差額が出てしまう時のパターンはおおむね以下の4つです。
・考え間違い
・見間違い
・書き間違い
・押し間違い

考え間違いとは、理解ができていないということです。
例えば、
100+X=83
となっている時に、Xがマイナス17なのかプラス17なのかが曖昧になってしまっている人がいます。
100から83を引くのか? 83から100を引くのか?
決算の最後の方で+-を間違えるのは大体このパターンです。

見間違いはとても原始的な間違いですが、非常に多いです。
・自分の書いた文字を見間違える
0と6、3と5など、書いた時にはわかるつもりで書いているのに、後で見る時に違って見えてしまうのです。
絶対に違う数字に見えないかどうか?を常に確認しながらはっきりと分かる数字を書く癖を付けている人とそうでない人の差です。
・消しゴムのカスを鉛筆の線と見まちがえる
例えば2の下に消しゴムのカスが斜めにくっついていて3に見えてしまった、ということがあり得ます。
こういう可能性を知っている人は、消しゴムで消した後は必ずキレイにカスを払います。
もちろん、単にキレイ好きというだけの理由でもいいのです。カスを払う癖を付けているかどうかの問題です。
・同じ行や列にある数字を見落とす
マトリクス会計表の決算では、合計からその他の数字を差し引いて★の答えを引き算で出しますが、この時に端の方にある数字を見落とすことが良くあります。これは、定規を当てて確認すれば簡単に防げます。定規を当てるというひと手間を惜しんでミスしてしまうと、その何倍もの手間が掛かります。急がば回れの喩え通りです。
・ゼロにはゼロを記入する
資金繰表でタテ計を計算する時に、数字が何も無い列は何も書かずに飛ばしていってしまう人がいます。
「何もないのは分かりきってることなんだから、飛ばせばいいじゃないか」と思うかもしれません。でも、これは良くないことなのです。その列に何も数字が無いことを確認したら、合計欄にゼロを記入することによって、「確認した」ということが確認できます。ところが空白のまま飛ばしてあると、果たして確認済なのか、まだ見ていないのか分からなくなってしまいます。

書き間違いは考え間違いの一種です。資金繰り表で単価と個数を書く欄を間違えてしまったり、材料売却や商品仕入で単価を書いてしまったり、というのがあります。

押し間違いというのもあります。電卓のボタンが正しく押せていない状況です。手が震えて1が11になってしまったり、隣のボタンを間違えて押してしまったり、電卓には計算の履歴が表示されないために自分でもどう押したか分からなくなってしまうことがあります。これは電卓の表示板を見ながら自分の入力しようとした数字が押せているかどうかを都度確認しながら計算することで防ぐことができます。

決算の作業内容は、以下のステップの繰り返しです。
・決められた手順を正確に理解して
・数字を正確に見て
・電卓を正確に押して
・計算結果を正確に記入する

正確にできなかったのはどのステップなのか?
間違えた時に、その原因がどのステップにあるのかを確認し、間違えた原因を修正すれば、同じ間違いは起こらなくなります。

決算で数字が合わず、何度やり直せば正しい結果が出るのか?自信が無くなってしまった経験がMGを始めたばかりの頃、私にもありましたが、仕組みを理解することで自信を取り戻すことができますし、恐怖心も無くなります。

精神論<行動科学

精神論は「あの人は頭がいいから計算ができる」という考え方です。
「頭の悪い私は何度やり直しても計算が合わない」
「こんな研修はやりたくない」
となってしまいます。

でも、実際には計算が合う人というのは、キレイ好きだったり、数字を丁寧に書く癖がある人だったり、電卓をゆっくり確実に押すことの重要性を知っている人だったりするだけです。
頭がいいかどうかは関係ありません。いくつかのコツを知ることで決算はできるようになるのです。

MG300期!

2016.12.19

2016年12月18日に、生まれ故郷の滋賀県長浜MGにて、MG300期達成のお祝いをして頂きました。
2009年6月6日が初MGですので、7年半が過ぎました。
1.5カ月ごとに5期くらいのペースでしょうか。
もちろん、自分がインストラクターとして開催した分は含まれておりません。

MGを100期経験すると人間が変わると言われております。
そして節目の期を迎えた人に、仲間が寄せ書きをプレゼントするという風習があります。
ゴルゴMGでも、これまでに3人の方に100期のお祝いをさせて頂きました。

MGマンが期数を重ねてゆけばゆくほど、学びは深まり、広がってゆきます。
目の前のことで精一杯だった人が、周りを見ることができるようになり、先を考えられるようになります。
節目のお祝いというのは、そうした歩みを振り返り、新たな目標へと向かうきっかけになると思います。

ゴルゴMGに参加される方で、節目の期数を迎えられる方は、どうぞ前もってお知らせください。
心を込めてお祝いをさせて頂きます。

キャッシュフローMG(CFMG)開催報告2016-9

2016.10.10

キャッシュフローMG(CFMG)をご存知ですか?
通常のMGでは、商品を売ったらすぐその場で売上が入金されます。
ところが、CFMGでは商品を売ってもお金がすぐに入って来ず、売掛金となります。
後から集金という意思決定をして、初めてお金が入ってくる仕組みです。

売掛金というのは、会計上の資産ではありますが、現預金ではないため、それを使ってモノを買ったりすることはできません。
小売業以外のビジネスではほとんどがこの仕組みです。また、小売業でもクレジットカードでの決済が有れば、その分は売掛金となり、すぐには現金が入ってきません。
商品の受渡しと現金の決済日との間にタイムラグが生じる取引を「信用取引」といいます。

通常のMGでは、現金の残高だけで会社にいくらのお金があるかが把握できましたが、実際のビジネスでは現金以外に売掛金、買掛金、仮払金、借受金、未払金、未収入金といった目に見えないお金の動きがあり、それら全体を把握することで、より良い意思決定を行うことができるようになります。

それらを実際のゲームの中で体験できるのがCFMGです。

CFMGでは、商品を売った場合だけでなく、材料を買った時にも信用取引を用います。
材料を買った瞬間にはお金を払わずに買掛金として計上し、期末になってから材料屋さんが集金に来るという仕組みです。
これだと、材料代が手元で用意できない場合でも、モノを作って販売し、回収したお金で材料代を払うということができるようになります。
(信用というものが、いかに経済に効果を発揮するかがよくわかりますね)

さて、今回は当事務所としては2回目のCFMGでした。

今回の目玉は直接法と間接法のキャッシュフロー計算書を図解したCF相関表。
これを書くと今期のキャッシュの流れが直感的に理解でき、マトリックス会計表のCF計算書の中にあるcG(キャッシュGと読む)の意味も理解できます。
キャッシュGがプラスとは何を意味しているのか? フリーキャッシュフローの意味など、キャッシュフロー計算書に関することはすべてこの表で理解できます。
(これを作るのに何日も夜更かししました(笑))

2回目の開催ということで、売掛金を全額回収することを禁止したり、5円払いのリスクカードは不良在庫扱いとするルールを取り入れた結果、材料が枯渇することが少なくなり、ゲームバランスが格段に良くなりました。

さらにゴルゴCFMGでは、消費税という特別ルールを設けています。
これは、PQ1000以上の会社は赤字でもMQの5%を納税するという過酷なルール。
実際のビジネスでも経験する消費税の重さを感じていただきます。

CFMGを開催する意図は以下の3点にあります。
1.信用取引の生かし方や注意点を理解する。
2.資金繰り、キャッシュフロー計算書を理解する。
3.より深い学びを追及する。

CFMGセミナーはMGの経験者限定となります。経験者限定だからこそ到達できる、より深い学びを目標にしています。
これまで2回開催してみた実感ですが、CFMGセミナーに参加された皆様の満足度は非常に高かったと思います。
・MGを初めてやった時に感じたワクワク感が蘇ってきた。
・これまで見えていなかったお金の流れがよく理解できた。
・マトリクス会計表がCFMGでもそのまま使えるので、マトリクス会計表自体の理解が深まった。

今回の最優秀経営者賞は2日間コースで初めての表彰状獲得を目指しておられた亀山さんでした。
おめでとうございます!

ゴルゴMG開催報告2016.3

2016.03.17

恒例の2日間コースを開催しました。

今回は初の試みで4卓開催となりました。しかも、初MGの人が7人、二回目の人が5人。半分は初心者です。

これまでも、初心者が多い時は時間が押してしまうことが多かったのですが、今回は特に4卓24名も受講者がいるので、本当に終わるのだろうかと心配な部分もありました。
ところがいざふたを開けてみると、初日こそ3期のゲームまでしか進めませんでしたが、2日目は18時すぎには全員が決算を終えることができました。

経験者の方のフォローやリードがすばらしかったのはもちろんですが、初日に無理をせず、初心者の方が追いついてくるのを待ったことが結果的には2日目の進行をスムーズにすることになったのではないかと思っています。
このあたりが、教える側と学ぶ側のバトンの受け渡しの難しいところです。
教える側がいくら急いだところで、学んで実行するのは結局受講者なので。
基礎を端折ればその分後でつまづくことになります。

最優秀経営者賞は、最近滅法強くなられた大定さんでした。

金沢MG(名物インストと非常に独特な北陸ルールを体験)

2016.02.15

金沢MGに参加してきました。
目的は、美味しい海の幸を食べること・・・ではなくて、有名な延命裕さんのインストを体験することです。
金沢MGでは独特の特別ルールがあります。
それは、平均P30円以上の人は全員特損50円!
できるだけ高くたくさん売るのがMGのセオリーなのに、価格に制限が付けられてしまうなんて、なんて理不尽な!と思われそうですが、やってみると意外に気づきが多いのです。
延命さん曰く「参加者に自分の平均プライスに敏感になってもらいたかった」とのこと。
確かに、うっかり平均Pが30円に達してしまうとおおごとですので、ゲーム中に何度も平均Pを計算してました。
あと、延命さんは採点の時にOKになるまでマルもバツも付けてくれません。
つまり、ダメ!と言われてマトリクス会計表を返されると、自分で間違いを見つけなくてはならないのです。
これもまた、面白い仕組みだと思いました。
延命さんは見た目は怖くて、不愛想と言ってもいいくらいの人ですが、MGインストとしての強烈な思想と個性を感じさせてくれる人でした。
「1億円払ったら、3日でジャンボ尾崎と同じくらいゴルフがうまくなるということはない」
「人間のものの見え方考え方を鍛えるには、具体的な実践しかない」

ゴルゴMG開催報告2015.10

2015.11.10

10/17~18にかけてゴルゴMGを開催しました。

インストラクターの私もゲームに入り、3卓14名で行いました。

今回は(株)西研究所のMGシニアコースに参加された安藤さんが近々社内MGのインストラクターを務められるということで、ルール説明を代わりにやっていただきました。

MGは教え合いで互いに学び成長することを目的としていますので、このように参加者の方に「お仕事」をお願いすることもよくあることです。もちろん、不慣れな事を承知しておりますので、そこはきちんとインストラクターの私がフォローするわけですが・・・。
まあ、良い意味で参加者さんをお客様扱いしないところがあるわけです。

 

今回の最優秀経営者賞は、3度目のご参加で3度目の優勝となりました鵜飼さんです。
私が初MGの頃からご一緒させて頂いている方ですが、相変わらずお強いです。
強いだけでなく、ベテランらしい立居振舞いで初心者の方の良い手本を見せて頂けました。

次回はちょっと間が開きますが、3月に開催予定です。

※画像はプライバシー保護のため、画質を落として表示してあります。

ゴルゴMG開催報告2015.8

2015.09.27

8/22~8/23にかけてゴルゴMG夏の陣を開催しました。

今回は3卓18名の皆様にお集まりいただきました。

うち7名が初MGの方でした。

3期~5期にA卓のみシニアルールとなりましたが、5期終了時に自己資本300を超えることができたのは、1名のみで、その方も4期5期と連続でシニアルールでなかったため、表彰対象者ゼロという結果でした。

市場の棲み分けが機能せず、全員が同じ戦略を取ってしまうとこういう結果(デフレ経済)になってしまいますね。

「だとしたら、どうすれば良いか?」ということを考える良いきっかけになったと思います。

MGの目的はゲームの中から教訓を得ることですので、こうした結果から考えさせられることは多いのではないでしょうか。

成績より期数と言われる所以ですね。

次回は10/17~10/18に開催予定です。

 

ゴルゴMG開催報告2015.5.17

2015.05.22

今回から中間決算用のシートを導入しました。

第4期のゲームの途中で、実際の仕入れと販売の金額を元に損益分岐販売個数Q0を算出し、経営計画通りに経営できているか、また、後半に計画を達成するにはどのような戦略の調整が必要となるのかを考えて頂きます。

ここで思考することは、戦略を実現する上で非常に重要です。

中間決算でうまく軌道修正ができなければ、いくら経営計画を立てても、それを実現することは困難だからです。

例えば、予想よりもPやQが低い場合に、その分のMQをどうやって後半で稼ぎ出すかを考えなくてはなりません。例えば、Fが増えることを覚悟の上で、青チップを予定よりも1枚買い足して、PやQを上げ、増えた分のFも含めて必要MQを達成するといった対応が必要となります。

 

今回はまだたった2回目の参加にも関わらず、到達自己資本437で竹迫さんが最優秀経営者賞を受賞されました。

次回は8月22日(土)~8月23日(日)に開催いたします。

ゴルゴMG開催報告2015.2.28

2015.03.05

2015年2月28日~3月1日にかけてゴルゴMGセミナーを開催いたしました。

今回は16名の方にご参加頂き、100期以上の経験者が4名と初めての方が4名、2回目の方が4名、3回目以上の方が4名という顔ぶれでした。

今回は、東京や金沢など他県からお越しいただいた方も多く、各地方ごとに異なるMG開催の状況なども情報交換できました。

3.5期(懇親会)にも13名の方がご参加頂き、活発な交流の場を持つことができました。

経験の浅い方の中でも何人かが(ジュニアルールながら)自己資本300超えを達成し、初MGの方が決算順位4位に入るなど、それぞれに手ごたえを掴んでいただけたように思います。

最優秀経営者賞は滋賀県から来て頂いた宮本さんが自己資本552で受賞されました。

次回は5月に開催予定です。

ゴルゴMG開催報告2014.11.23

2014.12.08

11月22日(土)~23(日)にパティオ池鯉鮒にて第15回ゴルゴMGセミナーを開催いたしました。

12名中5人が初心者でしたが、無事に2日間5期を終えることができました。

初めて参加された皆さんも、最初は慣れない記帳やルールの理解に苦労されてましたが、経験者の皆さんのサポートを受けながら最後まで諦めずに経営と記帳、決算をやり遂げて頂けました。

経営者、役員の方から会社員、税理士、現役高校生、小学生まで、実に様々な方たちがご参加頂けました。
MG研修の中では、社長も新入社員も学生も関係ありません。共通のルールの中で、「学び」という目的の為にひとりひとりが自分のできることをします。

今回は皆さんの決算書作成が速く、スケジュールに余裕があったため、左右会計を使った全部原価決算と利益感度分析も講義させて頂きました。
特に利益感度分析では、安易に価格を下げることの恐ろしさをよく理解していただけたかと思います。

最優秀経営者賞は税理士の米津晋次さん。さすが300期の実力です。一緒にA卓でプレイさせて頂きましたが、いつもながらの落ち着いたゲーム運びで、納得の優勝でした。

次回は2015.2.28(土)~3.1(日)に開催予定です。

5期A卓での戦い方

2014.11.17

5期をA卓で迎えるという経験はなかなかありませんので、いざその時になって、うまくプレイすることができないことがよくあります。

5期A卓というのは、PQ(売上)順で卓が決まるため、4期で最も多く売り上げた6人が集まります。

そして、自己資本トップつまり優勝はこのA卓から出る可能性が高く、相撲で言えば千秋楽の幕内の戦いみたいなものです。したがって、A卓の中での競争に打ち勝って自己資本を増やすことがとても重要になります。

4期の売上が多いということは、必然的に会社も大きくて、大型機械を持っていたり、機械を2台持っていたりして、一人一人が材料をたくさん買うようになります。保有する在庫も増えるため、海外市場も含めて材料がカラッポになることが少なくありません。そうなってしまうと、どこからも材料が買えなくなり、商売が回せなくなってしまいます。材料が無ければ製造も販売もできなくなり、せっかく意思決定カードを引いてもDo nothingの繰り返し・・・ということになりかねません。

5期A卓で戦うコツのひとつは、いかにして材料を手に入れるかにあります。

もうひとつはライバルをマークすることです。自己資本でトップになる可能性があるのは誰か? その人はどういうチップで戦う人か? どの市場で何個くらい売る人か?

ライバルが自分の卓の中だけにいる場合は、その人よりも利益をたくさん出さなくてはなりません。ライバルが同じ市場(たとえば福岡)で商売する人であれば、ライバルが入札した時に安い金額で競りにいって相手のPQを落とさせることもできます。ただし、この場合、自分のPも下げることになるため、自分のPQも下がってしまいます。その結果、ノーマークだったB卓の人が優勝してしまうといったことも起こり得ます。MGは案外、人の足を引っ張ると自分の足も引っ張ることになりやすいため、全体の中で勝ちたければ横綱相撲の正攻法でやるのが結局有利な気がします。

材料に関しては、意思決定カードを引いた時に材料購入を優先するのは当然ですが、それに加えて、会社の効率を良くする必要があります。製造力(=材料購入力)、販売力、価格競争力、それぞれが効率よく回り、なおかつF(固定費)をできるだけ低く抑える必要があります。セールスマンより赤チップの方がFは少なく抑えられます。

また、席順もとても重要です。

自分の製造力が大きくて一度にたくさん材料を買える場合は、一度にたくさん入札する人の隣(右側)に座ればその人がたくさん売った材料をまとめて買える可能性が高くなります。ところがこれにも落とし穴があり、リスクカードで景気変動が出てしまうとカードをめくる順番が逆回りになるので、メリットが生かせなくなってしまいます。

自分の会社が小さい場合は、いかにハイPで売るか、いかにFを下げるかで勝負しなくてはなりませんが、ゲームで主導権を取るのはやはり大きな会社になるため、うまく流れを味方に付ける必要があります。

写真は先日の伊賀MGで2位になった時の表彰状です。この時も十分1位を狙える位置に居て、キャッシュも300円くらい持っていたのですが、その使い道を間違えてしまい優勝を逃しました。これだけあれば機械をもっと大きくできるのにそれをしないで、他の人にお金を貸してその金利でFを節約しようとしたのです。ところが後で考えて見れば、金利で儲かるのは300円の2割で60円ほど。この時のMは15円以上ありましたから、あと4個売れれば金利分は稼げるのです。実際にゲームが始まってみると、自分の隣の人は材料をたくさん買って一気に売りに出す人で、たまたまその時にリスクカードを引いてしまったりして思うように材料が買えませんでした。これがもし、機械をもっと大きくして1回にあと3個多く買えるようにしてあったなら、最低でもあと9個くらいは余計に材料が買えたはずです。そうなればMQは9*15で135円も余計にGが出るため、1位になることができたはずなのです。

ゴルゴMG(8月)開催報告

2014.09.01

 

今回は初MGの方が3名、2回目の方が6名、3回目以上の方が7名の合計16名にご参加頂きました。
初日はいつものように、初心者の方が主役。
春から導入している大きなマトリクス会計表を使って第1期の決算を講義します。
どこに何を書くかは、口で説明するよりも実際にやってみせる方が一目瞭然。そういう部分では混乱は少なかったように思います。

その後はルール説明と練習ゲーム。
ここでいかに初心者の方にゲームを理解してもらうかがポイントなのですが、なかなかいっぺんには覚えきれません。
第2期はPQが2ケタという方もいて、ちょっと心配しました。
それでも決算は意外と早く、1時間ちょっとで全員が完了。
第3期も予定通りに7時までに決算まで終えることができ、その後は楽しい3.5期(懇親会)へ。

3.5期では初MGの方も参加して、実際のビジネスでMQ会計を生かしてこんなことをしたとか、自分が初心者の頃にどんな風だったとか、様々な話題で盛り上がりました。


翌朝になってみると、多くの方が初対面にも関わらず初日よりもずいぶんと打ち解けた雰囲気になり、みんなでリスクカードの研究をしたりと積極的な姿勢が見られました。

 2日目は第4期から始まりますが、その前に経営計画をみんなで立てます。
目標の利益を出すためには、いくらで何個売らなくてはならないか?
その価格と販売量を実現するにはどのような施策が必要か?

そして第4期には中間決算を行い、計画の軌道修正も考えて頂きます。
市場はなかなか思い通りに進まないため、市場の変化に合わせて柔軟に戦略を修正できる人が多くの利益を上げることとなります。

第4期を終了して時間に余裕がありましたので、利益感度分析とビジネスパワー分析を行いました。
利益感度分析では、各要素が何%変化すると利益がゼロになるかを分析することで、各要素の利益に対する感度の違いを定量的に理解します。
ビジネスパワー分析では、各プレイヤーの4期までの戦い方を定性的に比較して強い経営者とはどのような人かを理解します。

第5期は決戦です。実際の会社と同じで第4期までにどれだけの準備ができたかが非常に重要です。
最初の第2期では、全員同じ自己資本283から始めた会社が、自己資本600超から債務超過まで様々に変化します。
5期通してのMGでは、本当の総合力が問われます。例えば最初は経験者と初心者とができるだけ均等に混じって第2期を行いますが、こういう時に行数が進まずに利益が出せないことがよくあります。
でも、本当にMGが強い人はそんな時でも上手に初心者にやり方を教えてゲームを進めます。
MGでは「教える、教えない、紙は自分で」という学び方のスタンスがありますが、ゲームの勝ち方は教えなくても、初心者が考える必要のないところに引っかかっているような場合には、それを教えてあげることで初心者も楽になるし、経験者も利益を出すことができるようになります。
決算の時も同じです。全員が終わらなければ次のゲームに進むことはできません。次のゲームをやりたければ、初心者に教えてあげることが一番の近道です。だからといって代わりにやってあげるのは御法度です。インストラクターの私もそうですが、どうしても自分で間違いを見つけられない場合には手を貸しますが、できるだけ「紙は自分で」。楽をしようとしているのか、それとも自分が向上したいと思って助けを必要としているかは一目瞭然ですので甘やかすことはありません。
そういう部分でMGは自然とリーダーシップを育てる仕組みがあるのです。

第5期ゲームが終わればノーサイド。うまくいった人も目標に届かなかった人も達成感と次への課題を胸に家路につきます。

今回は初めてシニアルールを経験するという方が多く、ジュニアルールとの違いを知ることで新たな目標が持てたように思います。
実際にシニアルールで大きな利益を出している人を見て、どうすればそれが実現できるのかを考えるのもとても意義のあることだと思います。
初MGを体験した人は、まだ付いていくのが精一杯で、なかなか戦略について考えるところまでは行けなかったかもしれませんが、次回参加する時には自分の体がこのゲームと決算を覚えていることにとても驚くと思います。そしてその余裕が確実に視野を拡げてくれるはずです。

このようにしてMGに取り組むことで、(それぞれの段階で)昨日までの自分とは違う自分にステップアップできる気がします。

ゴルゴMG(5月)開催報告

2014.05.21

5/17(土)~5/18(日)にかけて、MGセミナーを開催いたしました。

今回は3卓17名の参加でした。

最優秀経営者賞は、前評判通り、鵜飼さんでした。
このように実力者が確実に上位になるあたり、MGは運では勝てないということが分かります。

4期と5期の間に各卓ごとにビジネスパワー分析を行います。
各自の経営力を自己評価と衆目評価によって採点します。

今回は特に多くの皆さんにご参加頂きまことにありがとうございました。

次回は8/30(土)~8/31(日)、その次は11/22(土)~11/23(日)に開催予定です。

親子MGに参加

2014.03.24

六甲親子MGに参加してきました。親子それぞれ7名ずつの14人、3卓。
長男とふたりで朝5時に起きて車で長旅でした。


表彰は大人と子供各1名ずつ。
大人の部は私が・・・プロ野球選手が草野球の小学生相手に本気でやったようなものです(笑)
子供の部は藤本亘君。4期、5期とA卓で大人相手に自己資本300超えて、しかも5期はシニアルールに挑戦したのですから大したものです。
ちなみにうちの長男は大型機械を2台買って大倒産!

MGは誰とやるかが大事だとよく言われますが、子供を相手にやるMGはまた格別でした。
小さいマス目に字を書くのに苦労していたり、電卓の使い方を知らなかったり、そういう子たちにひとつひとつ教えながらゲームを進めていくというのは、まさに気づきの宝庫でした。
自分の書いた数字を読み間違えて計算ミスをしたり、机の上の整理整頓ができてないせいで作業が遅くなってしまったりするのは、子供だけではありませんからね。
そういう本当の基本の大切さをゲームの中で理解できるMGは、本当に優れた教育ツールだと思います。

子供は親やよその大人から教わり、親は子供から学ぶ、MGの教え合いの良さというものは親子MGではより一層際立っていたように思います。

初心者12名のMG

2014.03.16

浜松で初心者12名を相手にマネジメントゲームのインストラクターを務めてきました。

MGは初めてやる人と2回目の人とでは、教える方も教わる方も大変さが全然違います。

初めての人は、ゲームのルールも覚えなくてはならないし、決算の書き方も覚えなくてはならないし、しかもMGの何たるかを知らずに来るのですから非常に不安な状態です。
教える方としては、その日のうちにちゃんとゲームができるようにたくさんの要素を効率よく伝えなくてはならないため、本当に気を使います。
初回と2回目とでは10倍くらい違うと言ってもいいくらいなのです。

MGには参加者がお互いに教え合うという素晴らしい仕組みがあるため、経験者が初心者と同数以上居れば、初心者が何人いても何とかなります。
ところが今回は経験者は私ひとり・・・そんな状態ではとてもまともにゲームをやることはできませんので、もうひとり経験者の方(西研究所のシニアコースを受けた方)にお願いをしてゲームに入って頂きました。
さらに、12名のうち5人の方に、事前に愛環MGを受けて頂きました。
それでも初心者が7名。5人の経験者もこれが2回目では、初心者に教えるのは無理で、自分のことで精一杯でしょう。これはかなり大変そうです。

教育効果は初心者がゲームのやり方や決算を覚え、実際にゲームをして成功や失敗を経験し、そこから色々なことを感じ取ることにより生まれます。ですから、ゲームや決算を覚えるだけで気力を使い尽くしてしまってはいけないのです。ちゃんとゲームを楽しめる力を残しておかなくてはなりません。

そこで、今回は決算の教え方に色々な工夫を凝らしました。
冒頭の写真のような大判のマトリクス会計表を用意したり、決算表の大事な部分に予めマーカーで線を引いておいたり、決算のやり方を詳しく解説した説明書を用意したり、第2期が始まる前に練習ゲームを行ったりしました。

大判のマトリクス会計表を使っての第1期シミュレーションは、初めての試みということもあって、時間が押してしまい、結局初日のスケジュールは1時間遅れの進行となってしまいました。
2日目も決算がなかなか終わらないことがあったりして、進行が遅れ、結局ビジネスパワー分析はできませんでした。
ですが、なんとか2日間で5期分のゲームと決算を終えることができ、しかも5期の決算は皆さん驚くほど早くなっていました。これまでつまづいていた人が、何度も繰り返し行うことで慣れることができたせいだと思います。
MGをやっていて、最初に感動するのは、できなかった決算ができるようになった時です。
繰り返し同じことをやることで、できなかったことがちゃんとできるようになる!
この単純な事実が人に勇気を与えてくれます。

終了後の感想文を読むと、最初の説明がゆっくりだったことがとても良かったと評価して頂けました。
自分では進行が遅れていることに焦る気持ちがあったのですが、受け手の方にはその時間は大切な時間であり、それだけ時間をかけて説明することが必要だったのだと改めて理解できました。

過去、何度も初心者の方が「こんな大変なこと、もうやりたくない」と投げ出すのを見てきましたので、そういう風にはしたくないと、「またやってみたい」と思って貰えるようにしたいと考えてやってきましたが、今回は様々な工夫が実って効果を発揮してくれたように思います。

(浜名湖SAにて)

初めて息子を参加させた1卓開催のMG

2013.11.27

 

11月16日~17日にパティオ池鯉鮒にてゴルゴMGセミナーを開催いたしました。

今回の参加者は全員経験者の方でしたが、とてもバラエティに富んだ集まりになりました。

経営者、会社員、女性、子供(長男です)と属性がまったく異なるプレイヤーが、ひとつの市場で戦略を競いました。

2期、3期では債務超過に陥る会社が複数出るほどの厳しい価格競争があり、4期、5期では、打って変わってほぼ全員がV字回復するという展開になりました。

初日終了後の3.5期(懇親会)には子供を除いて全員が参加し、4期以降の軌道修正をどうするかについて検討がされました。

また、4期終了後には全員でビジネスパワー分析を行い、自己評価と衆目評価の差異を確認していただきました。

5期終了時点での自己資本トップは長男の太郎が取らせて頂きました。ただし、今回はジュニアルールでプレイしましたので参考記録です。この次はシニアルールに挑戦したいとのこと。

参加者の皆さん、ありがとうございました。

MGの収穫②「Y理論」

2013.05.08

MGをやっていて、学んだことのひとつに「Y理論」というのがあります。

これはX理論-Y理論といって、性善説、性悪説と良く似ています。
1950年代にアメリカの心理・経営学者ダグラス・マクレガーによって提唱された人間観・動機づけにかかわる2つの対立的な理論です。

「人間は生来怠け者で、強制されたり命令されなければ仕事をしない」とするX理論と、
「人は生まれながらに仕事が嫌いということはなく、条件次第で責任を受け入れ、自ら進んで責任を取ろうとする」というY理論。

X理論は、マズローの欲求5段階説における低次欲求(生理的欲求や安全の欲求)を比較的多く持つ人間の行動モデルで、命令や強制で管理し、目標が達成出来なければ処罰するといった「アメとムチ」によるマネジメント手法を取ることになります。


Y理論は、マズローの欲求5段階説における高次欲求(社会的欲求や自我・自己実現欲求)を持つ人間の行動モデルです。ここでは当人が納得できる目標と責任を自覚させることで、人を動機づけていくマネジメント手法が有効です。


どうですか?Y理論の方が大人な感じがしますよね?
当然のことながら、Y理論の方が高次元の欲求を満たすことになるので、Y理論のパワーはX理論の比ではありません。
ただし、人は低次元の欲求が満たされないうちはY理論ではなくX理論で行動してしまいがちなので、会社をY理論で引っ張っていこうとするのであれば、従業員満足は欠かせません。
会社が従業員に対して、きちんとやるべきことをやれているかどうか?
これは決して高い給与を払うということばかりではありません。
守るべき法律を守ること。
1分たりともサービス残業はさせないこと。
社会保険や労災保険をきちんと掛けてあげること。

現代の日本では、社会の生活水準が上昇し、生理的欲求や安全欲求などの低次欲求が比較的満たされているため、X理論による「アメとムチ」などでは人にやる気を出させることはなかなかできません。
それよりも、労使ともども「価値ある人生を送るために一緒にがんばろう」と励まし合うY理論でしか、人を動機づけることはできない、もはやY理論の時代なのです。

そして、MGに参加している人や企業は驚くほどにY理論が浸透しています。
「明元素」-明るく元気で素直な、前向き人間しかMGに参加してこないのはとても不思議なことです。

ところで、いろいろな方がMGの中で目標として掲げておられるのが「リスクを引いても笑顔」です。
これもY理論と相通ずる考え方で、ビジネスをやっていればいい時も悪い時もあり、幸運が一生続く人なんていません。
そこで結局差が出るのはどんな部分かというと、いつも前向きでいられたかどうか?
MGをやっていてリスクカードで「得意先倒産」などを引いてしまうと、どうしてもがっかり肩を落としてしまいがちですが、嘆いても何の解決にもなりません。
それよりも、最初からリスクカードを引く覚悟で心を持って、実際に引いたときには「ああ、やっぱり来たか」と平常心、笑顔でその時できることをやり続けていけば、不運がずっと続くわけではないのですから、会社は持ち直すことができるはずです。
経営者の成功と失敗を分けるのは、案外そんな「心の持ち様」なのかもしれません。

ゴルゴMG(4月)開催報告

2013.05.06

4/13(土)~4/14(日)にかけてゴルゴMGセミナーを開催いたしました。


MGは1日コースでは3期分、2日間コースでは5期分の経営を行います。
以前は1日コースも開催していたのですが、何度かやってみてやはり2日間コースの方が良いと判断しました。
当然、1日コースの方が参加者も集まりやすく、開催しやすいのですが、残念なことに初めて参加する人は1日コースだと新しい要素を消化し整理することができず、肝心の学びを持ち帰ることがあまりできないのです。

MGは初めてやる方には覚えなくてはならないことがとても多い研修です。
・ゲームのルール
・記帳の仕方
・決算の仕方
これらのことを覚えなくては、戦略を考えることはできません。
だから初日はゲームに勝つことよりも、他のみんなに付いていくので精一杯です。

ところが慣れというのは恐ろしいもので、同じことを1日やるのと2日間やるのとでは大違いなのです。
最初は訳が分からなかったマトリクス会計も、2日目になると少しずつひとりでできる所が増えてきます。
そうなるとパズルと同じで、最初の1ピースを探すのは大変ですが、最後の1ピースになると簡単に見つけられるようになります。
そうして全体が見えるようになると、決算書がとても身近に感じられるようになるのです。

ゲームの中身も、初日の1~3期は先行投資の段階なのでなかなか利益が上がらず、苦しい時期です。
ところが4期、5期になると、上手に投資した人は自己資本を大きく伸ばすことができるようになります。
1日コースだと、たまたまリスクを引かなかった人が勝ってしまったりしますが、2日間コースでは運だけでは勝てません。経営的な考えをしっかり持って戦略を立てている人が自己資本を伸ばすことになります。

このような理由から、ゴルゴMGでは初心者にとっても経験者にとっても2日間コースが望ましいと考えております。


今回は地元知立の青年会議所の皆さんが参加して下さいました。
僕も一緒にゲームに入りますが、他の人たちと較べて経験が違いすぎるため、わざと青チップを買わない戦略でプレイしました。
2期、3期は青チップを持っている人がやはり強く166まで自己資本が半減してしまいましたが、なんとか4期で盛り返して、5期終了時点では自己資本を440まで伸ばすことができました。
自己資本トップは角田さん。
今回が初めての新海さんと渡辺さんも自己資本を300以上にして終わることができました。
終了後は駅前の「黒ちゃん」で乾杯!
皆さん、元々同じ青年会議所の経営者の方ばかりですので、早速気づきを語り合い、互いの学びを交換し合いました。

次回は11月に開催予定です。

MGの収穫①『投資的発想を持つ』

2013.03.24

私がMGで学んだ大事なことのひとつに『投資的発想を持つ』というのがあります。

人間はもともと利己的な生き物です。
だから、すぐに確実に結果が反映されるようなことなら誰でも迷わず意思決定できます。
マクドナルドでハンバーガーを買うのに迷う人はそういないでしょう。

でも、大きなお金や大きな時間が掛かることだと、そうはいきません。

私は現在、グロービス経営大学院というビジネススクールに通っていますが、お金も時間もたくさん掛かります。
それをやることが果たして自分にとって(掛けたコスト以上に)プラスかどうか?
私もとても迷いました。
結局、過去の経験則から、教育への投資は最も効率がいいと判断して意思決定したのですが、自分にとってプラスだと分かっていてもそのコストが膨大だというだけで人は迷ってしまうものなのです。

人間は元々利己的なので、常に自分にメリットのあることを選択しながら生きているはずなのですが、目の前のことしか見えていないと、それが本当に自分にプラスになるのかどうかが分からずに、チャンスを逃してしまいます。

大きなコストが掛かることであっても、合理的に意思決定できる人だけが大きなリターンを得られるのですが、それができる人は案外少なく、多くの人がローリスク・ローリターンに甘んじてしまいがちです。

MGの中でも大きな投資をする場面はたくさんあります。
初めて大型機械を買う時、それが本当に自社に見合う投資になるのかどうか?最初はハラハラドキドキです。
その結果、大型機械を買ったはいいが、お金が回らなくなって失敗してしまったり、逆に大型機械を買うべき時でも買いどきを逃してしまったりするのです。
でも、すでに何度も大型機械を買っている人は、当たり前のように意思決定してしまいます。

つまり、これだけ経験というのは人を助けてくれるものなのです。

では、経験がない人はどうすればいいか?

これは簡単です。

分からないことはまずやってみるのです。
大型機械を買って、得するか損するかは分からない。
だとしたら、まず買ってみればいい。
もちろん、損をするかもしれません。
でも、そこから学べばいいのです。次からは同じ失敗はしないでしょう。

これを投資的発想と言います。

投資は100%当たるわけではありません。
外れることもよくあります。
それでもやってみなければ分からないのならば、まずやってみる。
それをできる人だけが、多くの経験を積み、多くのリターンを得てゆくのです。

ただし投資とギャンブルは違います。
投資には100%ではないものの、そこそこに勝てる可能性が高いであろうという自分なりの仮説があります。
ギャンブルに勝てる根拠や仮説は存在しません。

世の中には3種類の人がいます。

・リスクを嫌って投資できない人
・投資的発想を持ち、長期的なリターンを得る人
・ギャンブルに手を出してしまい、全てを失ってしまう人

なにわMGに参戦

2012.12.03

大阪で開催されたなにわMGに参戦してきました。
2期開始時の会社盤と2期終了時の成績

3期開始時(保険とコンピューターはこの後買ってます)

3期終了時の成績

4期開始時

4期終了時

5期開始時

4期までは計画通りでしたが、5期で材料が枯渇する市場で戦略を間違えてしまい、自己資本が沈みました。
これまで、MGを100期以上やりましたが、一度として同じ結果になることはなく、常に新しい気付きを得ることができています。
戦略脳をさらに鍛えて、また参戦したいと思っています。

現実の中で、手詰まりに思えるような局面でも、MGをやってみると意外に気付いていない打ち手があることが分かります。

ガンを克服してホノルルマラソンを完走した大先輩もMG経験者だった

2012.11.20

11月の2日間MGセミナーでは、初日MG終了後に税理士法人SMASH経営の森久士先生に特別講演をしていただきました。

テーマは『一度しかない一回生の人生をいかに生きるか』

30年間2000社以上の企業を見てきた森先生の話は圧巻でした。
「30年間MG盤が経営の基本であった」
「ゲームで勝てなくて本番で勝てるわけがない」
「戦略会計を理屈ではな
く、本能として使えるまでになるべし」
「我が子を保証人
にするくらいなら会社をたため」
「決算書なんか信じるな
」「自分のものさしを持て」
「神様には艱難辛苦を与えて
くれるよう祈れ」
「経営者になるからには、後悔のない人生などあり得ない」
「MG盤にないものは人脈である。人脈投資は非常に効率がいいので、年賀状は出しまくれ」
「いくら腕のいい職人でも、人に仕事を任せられない社長はみんなダメになる。人に任せられる会社はどんどん大きくなる」

西三河で後発の税理士事務所でありながら、圧倒的な成長を成し遂げた森先生の経営哲学と、税理士として数多くの企業を見、経営的成功と2度の癌克服の人生経験のエッセンスがちりばめられたご講演でした。

森先生は知立青年会議所の先輩というご縁で、私は知り合うことができたのですが、60歳の時に胃ガンに罹り、その後の再発・再手術を経て生死の境を彷徨われたにもかかわらず、復活してホノルルマラソンに挑戦し、見事完走を果たすまでに回復されたという驚異の人です。
私は先生の生き様に興味を抱いてFacebookで友達申請させて頂いたのですが、なんとその方がMG経験者だったということを聞いてビックリしました。

森久士先生の著書はこちらで紹介されています。

https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC-%E6%A3%AE-%E4%B9%85%E5%A3%AB/s?rh=n%3A465392%2Cp_27%3A%E6%A3%AE+%E4%B9%85%E5%A3%AB

愛環MG.2012.9

2012.09.17

 

愛環MGに参加してきました。

前回は最優秀経営者賞(5期終了時点での自己資本1位)を頂くことができましたが、今回は3位でした。
正直、4期を終えた時点で自己資本229でB卓転落でしたので、入賞圏内に入れるとは思っていませんでした。
私の中では、やはりMGは会社経営のシミュレーションですので、まずきちんと目の前の経営をすることが優先で、他との比較で入賞するか否かは結果に過ぎないと思っています。(もちろんこうして賞状を頂くのはとても嬉しいのですが)
そういう点では、苦しい局面でもなんとかそれに耐えて来期の次繰りをし続けた結果、自己資本を440まで伸ばせたことは良かったと思っています。

今後の課題は、研究開発を買い足しながらのシェア争いをいかにP(価格)を下げずに制するかです。

講師をやるつもりは更々なかったが・・・

2012.09.15

私がMGを始めた理由は経営者の気持ちが分かる社労士になるためだった。
まさか落ちこぼれだった私が人様にMGを教えるようになるなんて、始めた当初は考えもしなかった。
だが、今考えるといろんなきっかけがあったと思う。

ひとつは西先生にシニアコースに誘われたこと。あれはたしか2011年4月に愛環MGに二回目の参加をした時だったと思う。2009年の9月に初めて愛環MGに参加して以来だったので、果たして西先生は私のことを覚えていらっしゃるだろうかと思っていたが、先生はよく覚えておられて「ゴルゴ君」と声をかけて頂けた。そればかりか「ゴルゴ君のように熱心な人はシニアコースに来るといいね」と言われたのだ。
「シニアコース?」と私はきょとんとしていたら、近くに座っていたベテランの人(ワンちゃんと呼ばれていた)が「シニアに誘われるなんてすごいねー。ぜひ行ってみるといいよ!」と声をかけてくれた。
その後、何人かの人にMGシニアコースのことを聞いて回ったところ、どうやら普段こうして受けているMGはジュニアコースというのが正式名称であって、MGシニアコースはインストラクターを養成する研修らしかった。受講料は10万円近くかかる! 場所は三浦海岸。行くもんか!その手には乗らないぞ! その時はそう思った。

2011年はJCも卒業し、ようやく時間が作れるようになったため、月に一度くらいの割合でMGに参加するようになった。行くたびに新しい気づきがあったり、色々な面白い人々と出会ったりして、MGから帰ってくるとまた参加してみたいと思うようになり、ネットを検索したり、西先生が配られるチラシを見たりして近くのエリアでの2日間MGを探すようになった。そしてその中にシニアコースのことが載っていた。

シニアコースはどうやら8月に2泊3日で開催されるらしい。でも、受講料はジュニアコースの3倍以上かかる。どうしよう?
以前の私だったら、そんな大金を半分楽しみのために参加している研修に費やすなんて狂気の沙汰としか思えなかっただろう。考えればわかることだが、MGインストラクターの免許なんて社労士資格と同じかそれ以下で、取ったところで集客できなければ1円にもならないのだ。だから普通に考えるなら、そんな当てにならない投資はパスして、本業の社労士だけやってた方が安全なのだ。ところが、行く先々のMGで出会う人出会う人(シニアに行ったことのある人)誰に聞いても行った方がいいと勧められる。そうなるとさすがにこれは何かあるんじゃないかという気になってくる。しかも8月は他に行きたいMGもなく、お金も少しずつ稼げるようになってきていたから出せないわけではない。

とうとう私は悩んだ末にシニアコースに行ってみることにした。それは直観の囁きがあった。
初MGの時のことが気にかかっていた。あの時もMGに行くか行かないか迷った末に行ってみて、そのおかげで色々なことと出会えた。もう一度人生があったとして、MGをやる人生とMGをやらない人生とがあるとしたらどっちを選ぶか? それはどう考えたってMGをやる人生の方がいい。その頃はまだゲームが面白くて仕方ない時期ではあったが、MG研修がそれだけの研修ではないことも十分に分かっていた。MGはそれなりに時間とお金を費やすが、経営者としての考え方、そして人として人生を生きる上での考え方を、自ずから気づく過程を通じて鍛えられる。そんな研修はどこを探しても他にない。
だったらシニアコースも行ってみるしかないんじゃないか。やって後悔する可能性とやらずに後悔する可能性とを比べた時、明らかにやらずに後悔する時の後悔の大きさの方が大きいと思った。
私はMGという成功体験のせいで、知らず知らずのうちに積極的な人生という大海原に漕ぎだしてしまっていたのだ。興味を持ったことは、まずやってみなければ気が済まない、そういう考え方が身についてしまっていた。

結局、シニアコースではいろいろなことがあった。それについてはいつか書こうと思うが、行ってみて良かったと思っているのは間違いない。「楽しかった」「勉強になった」などという軽い体験ではなかった。自分にとっての強烈な気づきをガツン!と食らわされた感じだった。

何はともあれシニアが終わり、その半年後の2012年の2月にはインストの免許証が交付された(シニアコースを受講してもすぐに免許証はもらえないのだ。その人ごとにMGをあと何期受けなさいという課題が与えられ、それをクリアするまでは仮免許ということになる)。だが私は免許証をせっかく貰っても、それを生かすべきか迷っていた。
免許証を貰ったからといって、参加者を集客できなければそれを使う機会は無い。私ごときが声を掛けて回ったとして、一体どれだけの人が集まってくれるだろうか? それが一番大きな不安だった。
また、仮に何人か集まってくれたとして、これまで一度もインストを経験したことが無い私が、責任持って最後まで研修を行うことができるだろうか? 特に採点は一度もやったことがない。採点でミスを見逃したら後で大変なことになってしまうのではないか?

免許証を頂いた愛環MGの帰り道、先輩のインストラクターの方に「一度インストのお手伝いをさせてもらえませんか?」と聞いてみた。その時、その方は「自分でやってみればいいじゃありませんか?」と取り合われなかった。私は一度も採点をしたことがなく、その部分だけでも事前に経験しておきたいと思っていたのだが、なぜか体よく突き放されてしまった。今ではその真意が分かる。インストをやる時、決算の採点というのは仕組みが複雑で方法論が分かりにくいところがある。だから不安になりがちなのだが、実際にやってみるとその考えはポイントがズレていることがすぐわかった。インストとしてのすべての仕事の中で最も難しく、かつ重要なのは集客なのだ。集客と向かい合わずに採点だけできたとしても、そんなものは本質を伴わない見掛け倒しの張りぼてにすぎない。むしろ採点なんか完璧である必要は無いのだ。間違いを見逃したとしても、それで研修が台無しになることはまずない。その時の私は、そこまでのことは到底分からなかったので、疑問を感じつつも、断られたという現実だけは受け止めざるを得ず、言われた通り、自分で人を集めて開催してみるしかないという気になった。

この他にも私の背中を押してくれた人はいた。
私がFacebookをやり始めたのは2011年からだったが、ちょうどそのころFacebook上でお友達になった税理士法人の所長さんがおられた。その方は一代で地元エリアで最大規模の税理士法人を作り上げた大先生だったが、数年前にガンを発症し、生死の境を彷徨った後、一念発起してマラソンに目覚め、歩くこともできない状態からホノルルマラソンを完走するまで回復された驚異の人だった。
たまたま私がMGのことをFacebookにアップしたら、その方からコメントを頂いた。なんとその方もMG経験者で、MG盤も所有しておられ、地元知立でMGを開催するならMG盤を使わせて頂けるというありがたいお話だった。スマッシュ経営の森久士先生には今でも感謝してやまない。

私自身はMGを開催しようと思って始めたわけではなかったのに、なぜか周りからそのように仕向けられているかのように感じていた。まるで目に見えない運命の糸に操られていたかのようだった。引っ込みが付かなくなっていた。

西順一郎先生と出会い、目から鱗が落ちた初めての2日間MG

2012.09.14

米津税理士さんのワンデーMGで経験を積んだ(といってもたった9期だが)私は、意気揚々と愛環MGに乗り込んだ。


米津税理士さんのワンデーMGの時に配って頂いた愛環MGのチラシに書いてあるアドレスにメールを送って申込をした。
参加料は3万円。当時の私には大金だったが、ここまできたら2日間コースまで受講しようとその時は腹を決めていた。
案内状にホテルの案内も有ったので、宿泊も申込んだ。日帰りできる距離なのに太っ腹なのは、それだけMGを楽しみにしていたからだろう。

そして運命の当日、確か雨だったような・・・。上前津で地下鉄を降り、地図を頼りにようやく辿り着いた鍋清セミナールーム。
実は目的地の手前に鍋清と看板のあるビルがもうひとつあり、そこで作業している人に聞いたら、それは別の建物だと案内してくれた。
セミナールームとは言うものの、見た目はただの倉庫か物置だ。ダンボールがうず高く積まれた飾りっ気ゼロの倉庫の扉にMG会場と書かれた紙が貼られてなかったら、絶対に分からないと思う。まさかこんな地味な場所で先進的なセミナーが行なわれているなんて・・・。
今時珍しいタイプの古ぼけたエレベーターで5階に上がると、MG会場だ。
エレベーターの扉が開くと・・・なんと5卓もある。細長い部屋に30人くらいの人。
これまで参加したワンデーMGは2卓で、せいぜい12人だったので、まず人の多さに驚いた。
ワンデーMGで知ってる人が2〜3人。その他は知らない人ばかり。

さて、愛環MGのインストラクターはMG考案者の西順一郎先生その人だ。
もちろん私はこの時が初対面。
米津税理士さんは、いかにも頭が良さそうな『先生』って感じの人だったが、西先生はどんな人なのだろう?
今でも覚えているのは、西先生がすぐに私のことを「ゴルゴ君、ゴルゴ君」と憶えてくれたことだった。
西先生の講義は難しくない。簡単で基本的だが大事なことを、シンプルな例を使って子供にも分かるように話される。会計恒等式の説明の時の井村屋あずきバーの話はとても有名だ。
そして話がすぐ脱線する。講義をしている途中で、どこどこに某という人がいて、こんなことを言ったとか、関係ない話に飛んで行ってしまう。脱線した後で、自分で「ところで何の話をしてたんだっけ?」などと言われるものだから、真面目に聞いている方はズッコケてしまう。
ところがそんな西先生の話は参加者をしっかりと引き込んで離さない。
老若男女いろんな参加者がいたが、みんなちゃんと聞き入っている。

愛環MGは参加者もひと味違っていた。
米津税理士さんのワンデーMGは、税理士さんが主催だからか、割とまじめな感じの人が多かった。
ところが愛環MGの参加者は実に個性的だ。
名簿を見ると、県内の人は半分くらいで、残りは静岡や関西など、遠くからも集まってくる。
決算の時も、ワンデーMGではみんなまじめに黙々と取り組んでいたが、ここ愛環ではワイワイガヤガヤ・・・。オイオイ、そんなんでちゃんと決算ができるのか?と心配になったが、意外なことにみんなチャッチャと決算をクリアしていく。

それまでの私はMGを非常に真面目に捉えていたと思う。
開業したての社労士として、経営者の相談相手にならなくてはならない、そんな意気込みが私の視野を狭めていた気がする。
でも、愛環MGでは何か違うと感じた。
西先生もテキトー(に見えた)だし、参加者は楽しみまくっている。そのくせやることはしっかりやっている。
何なんだ?このギャップは???

ゲームの方は、2期で6個しか売れず、3期はE卓(ドベ卓)。もちろんジュニアルール。
その時に私の右となりに座った人が元松下電器の通称Mヒデさんだった。
私は青チップを3枚買っていて、Mヒデさんは赤チップしか持ってない。
他の人も大体青チップを持っていて、Mヒデさんの親の時はみんな好きなように売っていた。
そうこうしているうちに、またMヒデさんが仙台と札幌に7個入札した。
ところが気が付いてみると誰も在庫を持っていない。
Mヒデさんは40円と36円というムチャクチャな最高値で独占販売である。
それだけではない。
Mヒデさんが売ったその後が私の番だったのだが、運悪くリスクカードを引いた。
そのカードは「景気変動、逆回り」。
なんとその場でMヒデさんは「自分で売ったモノを自分で仕入れるのは最高だなあ!」などと、憎たらしいことを言いながら、材料を今度は最安値の10円と11円で7個仕入れてしまった。
その後はもう、Mヒデさんの独壇場だ。
在庫を切らした我々青チップ組は、Mヒデさんの大量入札に応札できず、何度も独占販売を決められてしまった。
こんなゲームはそれまで見たことがなかった。
MGとは、単なる青チップ買い増し競争のチキンゲームだと思っていた。
ところが、青チップ無しで最高値で売ってしまう魔法使いのような人がいる。
これもまた、愛環MGでのカルチャーショックだった。

3期の決算では、なんだか頭が真っ白になってしまって次に何をやればいいのか分からなくなってしまった。
その時に質問した相手が三和服創の通所パンダさんだった。
パンダさんとはその後もMGで何度もご一緒することになるのだが、なぜ覚えているかというと、実に単純かつ重要なことを教えてくれた人だったからだ。
「次に何をするかは真ん中に書いてある決算プログラムを読めば載ってるよ」
・・・なんと、私はこの時4回目のMGだったにも関わらず、決算プログラムを読むということを知らなかったのだ。初心者とは恐ろしい・・・。
恥ずかしながら、この時私はようやく決算に開眼したといっていい。
それまでは何が分からないかすら分かっていなかった。
私はパンダさんに疑問に思っていることを全部聞いた。
それまでバラバラだったパズルのピースを8割方整理することができた。
「なあんだ、そういうことだったのか」
今となっては信じられないことだが、当時は本当にそんな基本的なことも分かっていなかったのだ。
3期の決算は26位。ドベだった。

3期の後は夜のお弁当を食べて、MQ会計の講義と経営計画。その後は3.5期といって自由参加の飲み会がある。
近所の居酒屋に流れるわけだが、ほとんどが初対面の人。にも関わらず、MGのことを私は聞きまくった。
そして私はその3.5期でそれまで気づいていなかった様々な点に気づくことができた。
倉庫を借りるかどうかを考える時に、リスクカードの中身を前提にして考えるべきであることとか、プレイヤー間のお金の貸し借りができることとか。
私はそれまでに1回しか大型機械を買ったことがなかった。それもその1回は初MGの時に前繰現金を写し間違えていたために本当は無いはずのお金で買ったもので、まともに大型機械を買ったことはまだ無いし、大型機械を有効活用できたことも一度もない。だからとにかく一度、大型機械を買ってみたかった。
3期はMヒデさんが売らせてくれたおかげで少し黒字にはなったものの、自己資本は199、現金も31円しかない。とても大型機械は買えないと嘆いていた私に救いの手を差し伸べてくれた人が居た。

実はそれが誰だったかを正確に記憶していないのだが、名簿から見ると(有)サーブのMさんかイノブンのIさんだったと思う。
借金の条件は、色々と交渉した結果、1行につき1円で100円借りることになった。それプラス、自分で借りた100円を合わせて大型機械を買うことができた。ところがその後すぐに教育失敗を引いてしまい、せっかくの大型機械だったが5個製造体制になってしまった。このころはまだ教育チップを買い足す勇気が無くて、どうしたらいいのか分からないMGだった。それでもジュニアルールだったせいか、少し黒字が出て自己資本は4期末で252まで回復した。
友人借りした100円は9行目で返済することができ、金利は9円で済んだが、これがもし期末まで返せなかったら45円の金利になっていたかもしれないので、そういう点では恐ろしく高利とも言える条件だが、私の方からお願いしたことなので納得済みだった。

3期で魔法を見せてくれたMヒデさんは当然A卓へ上がって行かれた。
そのA卓で圧倒的強さを発揮しておられたのが、芦屋の橋本さんだ。自己資本グラフは無人の野を往くが如く、孤高の存在で、ぶっちぎりで最優秀経営者賞と4Aを達成された。
まだジュニアルールしか経験のない当時の私には、到底そこで何が行なわれているか理解することはできなかった。
5期の私は結局、自己資本283と2期の振り出しへ戻った形で終了となった。
大型機械は手に入れたものの、その他の戦略とのかみ合いがないままでは、結果を出すことができなかった。

しかしそれでもこの二日間で得られたものはとても大きかったと思う。
まず決算。これまではなんとなく、やってみるまではできるかどうか自信が持てなかったが、パンダさんの助けで基本を理解し、2日間で5回も決算を繰り返したおかげで、最初にあれだけ苦労した決算が怖くなくなった。今後二度とドベになって苦しむことはあるまいと思えたし、事実そうなった。
次にゲーム。青だけでなく、赤の戦略があることを知った。また、シニアルールでもすごい利益を叩き出す強者が全国には居ることがわかった。
ただし、この時点で私が経営者の相談相手になれるかというと、そこまでの自信が身に付けられたとは言えなかった。そうなるまでには、もっともっと期数を積む必要がありそうたった。

私はこの後、一年半の間、MGに参加しなかった。本業の社労士業がまだ軌道に乗ったとは言えない状況だった事と、青年会議所の卒業年度に委員長をやることが決まっていて、まずは今しか出来ないことを優先させることを決めていたからだ。

そして、委員長を終えた2011年から、本格的にMGを再開することになる。それはまた別の話。

初MGで散々な目に遭うも、悔しさのあまり再挑戦!

2012.09.13

 初MGで散々な目に遭って、とても打ちのめされた気分だったし、もう一度やってみることに恐怖感も有った(以前にFacebookでこの話を書いた時に、当の先生から、『正直あの時は、もう二度と来ないと思いました』とコメントを頂いた。初MGの時の私はその位、ドツボにハマっていたのだろう)

だが、それ以上に悔しさが強かった。こんな赤っ恥をかいて、このままでは終われない。絶対にできるようになって、優勝してやる!

負けず嫌いの私は、性懲りもなく、翌月のワンデーMGに申し込んだ。

葛藤を越えて参加した2回目のワンデーMG。どうなることかと思いながら参加してみると、意外や意外、先生の説明がスイスイとアタマに入ってくる。
それどころか、第1期をやっている最中に、リスクカードをペラペラめくって、リスクの種類を研究する始末。余程、ゲームに勝ちたいのが見え見えだったことだろう。
お昼を食べて2期のゲームを行い、最初の決算。
思い起こせば、前回の私は誰にも聞かずに決算をやろうとしていた。そしてその結果ドツボにはまった。
仕方がない、今回ばかりは頭を下げて周りの人に教えを乞うしかない。私は覚悟を決めて決算に取り組んだ。
まだまだ2回目で理解できていなかったので、ところどころわからないことが有ったが、周りの参加者を見渡して教えてくれそうな経験者に教えてもらい、何とかできた。そして3期も、前回のようなドツボにハマることなく、無事に決算を終えることができた。
ゲームの成績は、3期で33個も売って、自己資本は327。平均売価は25円ほどだったので、安売りではあったが黒字にすることができた。残念ながら自己資本トップにはならなかったので、表彰状は貰えなかったがそこに手が届く感触は得られた。

そんな感じで、2回目、3回目のワンデーMGに参加し、翌月の9月には正規2日間コースの愛環MGに行ってみることにした。
ワンデーMGでは、3期までしかやれない。2日間コースなら、5期まで経営することができる。現実の会社だって、たった3期ではなかなか投資を回収するところまでは行けない。そういう意味でも、2日間5期の愛環MGは一体どんなことが経験できるのか?興味津々だった。