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MG(マネジメントゲーム)セミナー

GOLGOのひとりごと

何のためにMGをやっているか。

2022.03.28

西研京都MGに参加してきました。

今回もたくさんの気づき、学び、腹落ちがありました。

「人の真似はしない。人のやらないことをやる」これがソニーの信条だったそうです。

私は最初MGを青チップだけの競争、安売り競争のチキンゲームだと勘違いしていました。

ところがある方に赤チップ戦略を見せつけられて、何とも言えないカルチャーショックを受け、自分の浅はかさを知るに至りました。

それまでの私は競争という言葉が嫌いでした。例えば受験。同じ問題で人より高得点を取った人が合格する競争というのはなんだか疲れて仕方ありません。他人を蹴落として自分が上を目指すという行為にはモチベーションが上がらないのです。

でも、そこにまったく違う軸を持ってきて人とは違う戦略で鮮やかに結果を出すことができるゲーム、それがMGだったのです。

ソニーの思想・信条が見事に体現されていると言わざるを得ません。
人と同じことで過当競争を仕掛けるのではなく、斬新な新発想を生み出す競争は胸がスッとします。

MGの勝ち方にも色々ありますね。
・人を凹ませて勝つ
・和気あいあいと予定調和の中で運に恵まれて勝つ
・人に気づきを与えるイノベーションを起こして勝つ

MGに向かう道中、自宅から京都までの新幹線の中で、自分は何のためにMGをやっているのか? MGが好きだが、MGをやることは手段であって目的ではないと考えていました。

もちろん、お金儲けが目的でもありません。

そんな思いから今回の会社名は「Review」。

ゲームの方は自己資本340でしたが、5期にリスクの嵐で次繰りチップを買うことができず、表彰対象外でした。

 

そして、ゲームが終わって感想文を書いている帰り際に西先生が少しだけ講義をしてくれたのですが、そこで話して頂いた言葉が胸に刺さりました。

「ソニーは人を生かす」(小林茂)

 人を生かすとはどういうことだろうか?

私なりに考えたのは、冒頭に書いた赤チップ戦略のような新しい軸を呈示することでした。

同軸上の競争しか知らなかった人が新しい軸を知れば視野が拡がり世界観すら変わる。

同軸上の競争には疲れても、新しい軸を探す競争ならワクワクする。

そんな風に人を生き生きとさせ、新しい知への好奇心を沸き立たせてくれるMGはまさに人を生かすツールであり、人を成長させてくれる研修ではないか。

そう。人を生かすことこそが私がMGをやる目的だ!

 

最後に西先生の言葉を引用させて頂きます。

MGは、○○屋という「 I 型人間」を廃し、ジェネラリスト的トータルマン、すなわち「V型人間」を作ろうとする。それが各個人の主体性の確立・涵養につながり、「企業の業績アップと個人の幸福の同時実現」を可能にするのだ。

人は成長することで幸福になれる生き物なんですね。

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