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GOLGOのひとりごと

雇用保険に加入しなくてはならない人

2014.12.10

雇い入れ時65歳未満の従業員で、以下2つの条件を満たす人に関しては雇用保険に加入させなければなりません。

 

1、週20時間以上の労働時間があること

2、31日以上の雇用契約の見込みがあること

 

役員は雇用保険にいれるべきか

原則として、雇用保険は労働者に対する保険ですので、労働者でない人は加入できない仕組みとなっています。しかし、役員の中には、肩書きは役員だが通常の労働者と同じように賃金をもらっていて、他の従業員と同じように会社から指揮命令を受けて働いている人がいます。このような人を「使用人兼務役員」と呼びます。

使用人兼務役員の要件の一つとして「役員報酬以上の金額を給与として貰っていること」があります。

このような場合、「使用人兼務役員実態証明書」を提出し、雇用保険に加入することとなります。

 

給付の種類

雇用保険に加入することにより、様々な給付を受けることができます。以下、いくつかご紹介します。

 

①    求職者給付  →労働者が失業した場合(失業手当等)

②    雇用継続給付 →労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合(育児休業給付等)

③    教育訓練給付 →労働者が職業訓練に関する教育訓練を受けた場合(教育訓練給付金)

④    就職促進給付 →求職活動を容易にする等その就職を促進(再就職手当等)

 

雇用保険に加入した場合、毎月、従業員から徴収する雇用保険料は、給与額×0.005で計算した額です。例えば30万円の給与額の人ですと、1500円です。 

労働者が失業した場合に貰える失業手当や、出産した際に貰える育児休業給付金等を考えますと、従業員はもちろんのこと、会社側にとっても、従業員が安心して働けるような環境を整えることができるため、双方にとって雇用保険に加入するメリットは大きいと言えるでしょう。

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