GOLGOのひとりごと

インストラクターがやってはいけないこと

2022.09.29

あるMGに参加した時の話。

そのインストラクターはまだやり始めたばかりの方で、とにかく頑張ってMGを開催している人でした。
そこにプレイヤーとして入った時に感じたことがありました。
教え合い、教えない、紙は自分で。
この3信条のうちの「教えない」の難しさについて。

そのインストさんはどうしても余計な一言を言ってしまう方でした。
例えば、初心者の人が福岡市場に青チップなしで入札しようとした時に、「どこに出すかよく考えた方がいいですよ」とか。大型機械を買おうかどうしようか迷っている初心者に、「大型を買う手もあると思う」「買った方がいいかもしれない」そんなニュアンスのヒントを出そうとしてしまう。本人はヒントのつもりでも、明らかに「こうした方がいい」ということが伝わる言い方でした。

確かにその時に初心者がやろうとしていた手は明らかに拙手であると経験者の目から見ればわかります。
でも、そのことを実際にゲームをやってみて失敗してみて自分で気づくのと、失敗する前に人から言われるのと、本人にとってどちらがいいか?

例えば子供が何も知らずに道路へ飛び出そうとしている時であれば、「危ないよ」と教えてあげるべきだと思います。死んだら取り返しがつかないからです。
でも、何もない場所で駆け回っている子供に対して、転んで膝を擦り剥く程度のことであれば、そのまま放っておいても痛い思いをして学べばいいと思います。
答えを教えるのではなく、自分で考えさせる。

MG における失敗は明らかに後者。
インストが余計な一言を言ってしまうと、初心者にゲームを通して気付かせてあげようとしている経験者にとっては、全てが台無しになってしまいます。
「教えない」 ができないと「教え合い」をも邪魔してしまう。

大型機械を買おうか迷っていた人は、自己資本トップを狙える位置に居ましたが、もしもそれが達成できたとして、誰かの助言のお陰で達成するのと、自分の判断だけでそれをやり遂げることを比べたら、どちらが価値があるでしょうか?
貴重なお金と時間を投資して参加してくれた人に対して、インストが何をしてあげられるかと考えるのは良いのですが、それ以上に余計なことをしない、言わないということが大切なのだと気づかされました。

他にも、インストラクターがプレイヤーに対して、ああしなさいこうしなさいと口先介入する場面を見聞きしたことがありますが、ゲームの中での意思決定はそれが不利なことであったとしても、インストラクターや経験者は「教えない」に徹するべきだと思います。

例えばテニスの試合においても、観客席にいる関係者が選手にサインを出したりすることは禁じられています。ソニーの理念である自由闊達とは意味が違うかもしれませんが、勝ち負けを競うゲームの場において、他人が一部のプレイヤーに教える行為は自由と公平さを阻害することによってそのゲームの価値を無にしてしまいかねないことだと思います。
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