GOLGOのひとりごと

人生戦略は3つの資本で定義できる!

2018.10.16

以前に紹介させていただいた「お金2.0」と併せて読みたい本です。
現代の世の中で、お金やら仕事やらSNSやらで頭の中がグッチャグチャにこんがらがった人に、まさにうってつけの処方箋となる本でしょう。
理論そのものはごくごくシンプルです。

人生で幸福になるための3つの要素は、「つながり(社会資本)」、「能力(人的資本)」、「お金(金融資産)」。

金融資産は自由を得るために必要。
人的資本は自己実現のために必要。
社会資本は幸福を得るために必要。
こう書くと社会資本だけで幸福になれると誤解を生むかもしれませんが、必要条件と十分条件は違うのでそうではありません。
この本では、この3つの要素を使って、様々な人生の幸福度を見事に説明しきってます。
この本を読めば、あなたが感じているぼんやりとした不安の中身をはっきりと言語化できるでしょう。
そして、自分がどうなりたいのかをより明確に定義することができるようになるでしょう。

余談ですが、この本の中には筆者が過去に出版した他の本の中で書かれている理論や事例がたくさん出てきます。いわゆる二番煎じなのですが、この本で初めてこの筆者の著作を読んだ私にとってはメリットだらけでした。著者自身が断わってますが、二番煎じではあるものの、これ以上良い例が見当たらないので再度掲載すると。どの事例も持論も、見事なまでにロジカルに構成されていて、ツッコミ所は皆無で説得力抜群でした。これはおそらく、この時点での筆者の持論結論をこの本で言い切ろうとしているからで、そのために他の著作からの引用も辞さずに言いたいことを出し切った感がありました。お買い得感満点です(笑)。

後半では特にサラリーマンの生き方と関連の深い日本の労働問題の本質に触れていて、しかもその洞察が労務の専門家である私の目から見てもズバ抜けて深く鋭い! 作者はいったいどんな人なんだろうと思って調べてみたら、元宝島社の編集者で現在は経済小説作家とのことだったが、労働問題専門の学者なんか足元にも及ばない。肩書きはフリーの小説家なのに、大学お抱えの社会学者なんかよりずっと説得力のある論文だと思う。ネット社会においては、情報へのアクセスという点では大学教授のアドバンテージはほとんどないということが、こうした本が労働問題の素人によって書かれているということから伺えます。

労働問題は私たちみんなの問題。ひとりひとりの幸せを定義することから始めなくては「働き方改革」なんて絵に描いた餅になるに決まってます。
読後感がとてもスッキリな本でした。

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