GOLGOのひとりごと

断食道場

2012.12.17

2泊3日の断食道場に行ってきました。

人間の行動は欲に左右されるものなので、最も基本的な欲求である食欲をコントロールできるようになることが、経営者としての合理的なタイムマネジメントを達成するためにどうしても必要だと感じていました。

断食道場のことは、マネジメントゲームで知り合った森本さんから教えて頂きました。

今回参加したのは、以前に紹介したことのある「人間の頂」の著者・野口法蔵氏が発案した断食法を岡山県の「百姓屋敷わら」の船越康弘氏が許可を得て行っている「座禅断食inわら」です。
ここの断食は、自然食の専門家である船越氏が用意してくれる断食明けの食事が非常に美味しいと評判だと聞いていました。

せっかく辛い断食をするのだから、せめて明けの食事くらいは美味しいものを食べたいと思い、ちょっと遠いですが行ってみることにしました。

野口式の断食では、二日間の断食の後、大根と梅を食べ、水分を大量に摂ります。そうするとお腹の中に溜まっていた宿便が一気に出て、健康になるということです。
実は初日の朝食から抜かなくてはならなかったのですが、私はうっかり朝ご飯を食べて出発してしまいました。

新幹線で岡山まで行き、そこからJRとバスを乗り継いで、さらにバス停から出迎えの車で15分ほど走ってようやく「百姓屋敷わら」に到着しました。

初日はもちろん食事は出ず、夕方6時から1回20分の座禅を1時間ごとに3回行います。
普段、イスで生活しているため、姿勢を正して座禅を組むとすぐに足が痺れてきます。
最初は本当に20分が長く感じられました。
本当にやりきれるのか不安でしたが、不思議と人間の身体は適応力があり、徐々に足は痺れなくなりました。

座禅の合間には、講師の船越さんが色々な話をしてくれます。
参加者は7名で、今回は年末のためいつもより少なめだったとのこと。
7名のうち、男性は2人だけでした。どうも断食は女性に人気のようです。

初日の座禅終了後は、軽く入浴をして就寝します。断食中は長風呂は避けるように言われました。
この時点では、それほど強い空腹感は感じませんでした。
もちろん、普段の生活の中に必ずある食事というイベントがありませんので、違和感はありますが、体調も特におかしくはありません。

二日目の朝は天気も悪く、寒々しかったので、他の皆さんもテンションが下がり気味だったように思います。

座禅をする広間には、常にポットに番茶と玄米コーヒー、水が置いてあり、自由に飲むことができます。
朝は少し水分を多めに摂るようにしました。
私は取りませんでしたが、塩も置いてあり、欲しい人は摂っても良いということでした。

朝は6時半の読経から始まります。
般若心経を始め、いくつかの経をみんなで声を出して読みます。

その後、1時間ごとに5回の座禅を行い、午後1時に合掌業というのをやります。
この合掌業というのがとてもきつくて、額の前で合掌したまま、正座をして般若心経を10回唱えるのです。

やってみると分かりますが、合掌した腕がだんだん震えてきてこらえきれなくなってきます。
般若心経1回が約2分ですので、合計20分。
途中、もうダメかと思いましたが、周りの人もがんばっているのでなんとか耐えました。
これを1時間、30回唱えられれば、その人にはハンドパワーが宿るとのことです。
終わった後は皆、汗びっしょりでした。

合掌業の後は、たった一杯だけ野菜ジュースを頂けます。
この野菜ジュース、野口式の断食では必ず出るのですが、ここ「わら」では、特製のものが味わえます。
自家製のにんじんと玉葱、みかんを合わせたもので、ドロリとしたペースト状になっています。砂糖は一切使用していません。
飲んでみると、天然のうまみが濃厚に感じられ、最高の味わいです。

この後、天気が良ければ外を散策する予定でしたが、あいにく雨のため、船越先生お奨めのてんつくマンのビデオを見ました。

それから座禅を挟んで、船越先生の講話を聞きます。
先生がどんな話を聞きたいか?と言ってくれましたので、私はすかさず「『わら』に来るまでの話を聞かせてください」とリクエストしました。

この話は圧巻でした。

世の中でまだ誰も自然食だとか、添加物の恐ろしさなどに気付いていなかった頃から、ひたすら自分の信じた道を進み、家族の病気や不運、不幸などを全て乗り越えてここまで来られた先生の身の上話は2時間以上続きました。

本来なら場所が最も大事なはずの民宿を、誰も来ない人里離れた山奥に作り、肉も魚も使わない料理でおもてなしする、という普通の商売の常識からは考えられないやり方でした。
開店から半年は、お客さんはひとりも来なかったそうです。
でも、半年後にやってきたたったひとりのお客さんを皮切りに、そこから先はクチコミだけであっという間に年間6000人が訪れるようになっていったそうです。

まったくブレない船越さんの考え方に共鳴する人がどんどん増えていったそうです。

二日目の晩になると、空腹感はかなり本格的になってきました。
座禅をしていても、あちこちでお腹の鳴る音が聞こえてきます。
でも、身の回りに誘惑がないせいか、食べたいという欲求にはさほど悩まされませんでした。
むしろ、空腹の時の方が体調がいいくらいでした。
(参加前に私が感じていた不安は、冬だということもあり、断食中に風邪をひいたりして体調を崩したらどうしようというものでしたが、結果は逆でした。現代人の内臓は過度の栄養摂取に疲れ切っており、サプリメントや薬などを加えるよりも、まず食物を減らし、内臓を休め正常に戻すことが健康のために必要だそうです)

三日目は晴れました。

もう、ここまで来るとあと少しです。
参加者の皆さんの表情もとても明るく、会話もはずむようになりました。

朝3回の座禅をした後、いよいよ明けの食事開始です。

最初はまず真水を茶碗一杯飲みます。
次に大根の煮汁に梅酢を少し入れて飲みます。
最初の一口は、梅酢を入れずに飲んでみたのですが、これがうまい!
出汁も何も使わず大根を水で煮ただけの煮汁ですが、ほのかな甘みが感じられます。
どうやら断食明けは味覚がとても鋭くなっているらしいのです。

次に大根煮に味噌を付けて食べ、生のにんじん、キャベツ、カブ、こんにゃくを食べます。
煮汁も何杯もおかわりします。ひとり最低梅干しを10個食べます。
食べ始めてから1時間くらいすると便意をもよおします。
そして宿便が出ます。

宿便が出た後も、フルーツやヨーグルト、パンなどを食べながら、3~5回トイレに行きます。

汚い話で恐縮ですが、大根がタワシであり、梅酢が洗剤の役割となり、腸の中を洗浄するそうです。
このまま便意が止まらなくなるのではないかと不安になりましたが、誰もそんなことはありませんでした。
昼過ぎには全員が宿便を出し終わり、感想文を書き、記念撮影をして解散となりました。

断食は予後の対処が最も重要だそうです。
予後3日間はそば、うどん、パン、野菜(芋と豆は禁止)、果物しか食べてはいけません。
4日目~7日目は普通食に戻しても良くなりますが、通常の半量程度を心掛け、肉、酒、たばこ、性交渉は禁止とのこと。
断食によって腸壁が再生され、体内に入った物が素直に吸収されるために気を付ける必要があるとのことでした。
8日目以降も、小食の習慣を身に付けることが断食の効果を長持ちさせるコツとなります。
朝食を抜くことがお勧めだそうです。(賛否両論ありますが・・・)

これを書いているのは断食明けの翌日ですが、体調は良好です。
日頃デスクワークが多く、運動不足のせいか、寒がりな方なのですが、断食後はあまり寒さが苦にならなくなりました。
食事は「わら」で買った手打ちうどん(これがまたうまい!)とパンのみです。3日間はこれだけで過ごします。
朝食は抜いてます。
以前は朝食を食べないとアタマが働かないような気がして、食べるようにしていましたが、断食を経験すると少々の空腹には耐性ができたのか、あまり不自由を感じません。むしろ、空腹気味の方が疲れにくく、仕事もはかどります。(ただし、怒りっぽくなるので注意だそうです)

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