GOLGOのひとりごと

経営者らしいものの考え方【サンクコスト】

2015.05.08

サンクコストとは、「SUNK」(=埋没した)+「COST」(=費用)の意味です。

既に投資してしまい、取り戻すことはできないお金のことです。

典型的な例としては、フランスとイギリスが共同開発した超音速旅客機「コンコルド」があります。

様々な問題の為に実用性が薄いことが途中で分かっていたにも関わらず、それまでに費やした膨大な開発費(サンクコスト)と国家の威信を捨てることができず、27年も赤字を垂れ流し続けました。(最終的に両国の国内航空会社向けに16機製造されたただけで、わずか7年で生産が終了した)。

また、株式投資でもよくある話。

あなたは値上がりを見込んで購入したA社の株を保有している。ところが予想に反してその株はじりじりと値段を下げ続けている。こういった場合の最適な判断は損切りである事はあなたも承知だ。しかし、切る事ができず、塩漬け状態になってしまっている。

途中でこうすることが正しいと分かっていても、既に支払ってしまった費用の事が頭の片隅にあり、その行動の軌道修正ができなかったり、やめる事ができなかったりする。

そして、その既に支払った費用の事を埋没費用(まいぼつひよう)=サンクコストと言います。

第三者としてその状況を見れば、どうすればいいかが明らかにも関わらず、心理的に損失を確定させたくない作用が働けば働くほど、サンクコストは増加することとなります。

サンクコストはキャッシュフロー的にマイナスであり、企業や家計の資金需要を圧迫します。
また、心理的にも負担が大きく、後悔による精神エネルギーのロスとなります。

よって、サンクコストだと気付いたら、損切りを早くするのが一番です。
そのお金はサンクコストなのか?それとも本当に取り戻せるお金なのか?
仮に取り戻せるとしても、そのために膨大な時間が掛かるのであれば、その間の精神エネルギーのロスとどちらを取るか?
こうした考え方によって、損切りすることの合理性を自分に理解させることができるようになります。
(実はゴルゴは若い頃、ギャンブルが好きでとても多くの後悔を味わいました。人間の弱さを認めてからは、本気でギャンブルをすることはしなくなりました。お蔭で気分よく毎日を送ることができるようになりました。)

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