GOLGOのひとりごと

書籍の紹介「失敗の本質」

2014.02.06

失敗の本質(中公文庫)を読みました。
旧日本軍の太平洋戦争における敗戦の分析を通して、組織の在り方についての教訓が導かれています。

・ノモンハン事件
・ミッドウェー海戦
・ガダルカナル作戦
・インパール作戦
・レイテ海戦
・沖縄戦

6つの敗戦が詳細に分析されていますが、日本という小さな国が大国アメリカになすすべもなく敗れたという戦争全体のイメージに比べ、それぞれの戦いの中では日本軍にとって有利な状況もたくさんあり、その敗戦の原因はすべてヒト・組織の問題に帰するものでした。

とても残念だったのは、補給の軽視や情報の軽視、防御の軽視といった敗因から旧日本軍が学ばず、そのために多くの人々が犠牲になったことでした。

平和な時代に育った私には、戦地に赴く兵士の気持ちは想像し難いのですが、将官・参謀といった戦争の指導者たちが、物事がうまくいかなかった場合に備えて次善の策を用意するという戦略の初歩を疎かにし、精神論だけの突撃命令を連発して人命を粗末にしたことには憤りを感じてしまいます。

今の日本人には想像もできないことですが、膨大な命が犠牲になったのは歴史の事実であり、人間というものは、放っておけばそういう愚行をやってしまう生き物なのだということを意味しています。

自分があの時代に生まれなくて本当に良かったと思います。
愚かなリーダーの命令による理不尽な戦いで命を奪われる兵士は本当に憐れです。

いくつかの教訓をメモしておきます。
・青年の議論を大事にしよう。
・計画通りにいかなかった場合にどうするかを前もって考えておこう。
・一点豪華主義は最後にはバランス主義に負ける。
・作戦の目的をしっかり統一しておかないと、各自の判断が食い違い失敗する。
・思い込みや精神論に騙されないようにしよう。
・時代の変化(パラダイムシフト)にいち早く対応しよう。

MG(マネジメントゲーム)セミナー

「GOLGOのひとりごと」カテゴリ一覧

会社を守る!・リスク管理

給与計算・賃金の取り扱い

就業規則

制度を上手に活用

雇用の入り口と出口

法律守ってますか?

その他雑感