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MGコラム

MGの収穫④「横着と愚直」

2018.04.23

MGで学んだ最大の収穫は、横着は損だという事です。
MGをやる前は、横着は得だと思っていました。
横着とは、物事を自分の浅知恵(浅知恵だということすら気付いていない)で判断すること。
「そんなものはこうすりゃいい」と思っている人のことです。
愚直は自分の浅知恵ではなく、教えられたことを素直に几帳面にやる。遠回りに思える事でも地道にやる。確実な道を選ぶ人。
例えば横着者はマトリクスを書く時に名前を書くことを後回しにする。
「難しい計算を先にやって、名前のような簡単なことは後でやればいいや」
「そもそもなぜ毎回毎回名前や日付を書かなくてはならないのか?」
「そんなものはひとつのファイルに閉じるのだから、一回書けば十分だろ?」
「大体、今どき手書きで決算やるなんて馬鹿げてる。こんなものはパソコンでやれば十分だろ?」
指示されている作業の手順は先人が試行錯誤の結果導き出した知恵の結晶だということを分かっていない。
面倒くさいことを敢えてやることにもちゃんと意義があるということを知らない。
そして、間違えた時にしっかり消さない。
消しゴムのカスを払わない。
汚れたままの環境で書こうとする。
「多少汚れてたって、気をつけて見れば大丈夫だろう」
「自分で書いた文字なんだから、自分が見間違えるはずがない」
「細かいことは後回しにして、大事なことを先にやろう」
こういう人に限ってミスをする。
横着者は言われたとおりにやらない。
横着者は人の話を聞かない。
自己流でやろうとする。
守破離を逆からやろうとする。
横着者は事前準備や環境整備を疎かにして、意志の力でなんとかしようとする。
でも、そもそも人間は意思の力はほんの少ししか無いので、そういう人はすぐミスをする。
横着者は道具を軽んじてシャープペンのお尻についている小さな消しゴムで済ませようとする。
でも、そういう人に限ってたくさん間違えるので、消しゴムが足りなくなる。
逆に、愚直に道具を用意する人は、間違いも少ないので消しゴムは全然減らない。
最初にMGをやったときの私がまさにそう(横着)でした。
横着がやっかいなのは、それが合理的だと勘違いするからなのですね。
だからなかなか直らない。
でも、現実は横着ではうまくいきません。
なのに横着者はそれに気付けないから横着なのです。
MGの決算は、見事に横着者がハマるようにできています。
まるで心の踏み絵のようです。
決算が合わない時に、アタマのせいだと勘違いする人が多いですが、真因はココロにあるのです。
決算でやっていることは転記と計算だけなので、ひとつひとつの作業はそれほど難しくはありません。
初MGの時の私は横着な心で決算をやって大失敗をしました。
でも、2回目の時の私は覚悟して臨みましたので、愚直にやることができました。
分からない時には隣の人に頭を下げて教えてもらいました。
横着な心でやっていると、人に聞くことが恥ずかしくてできません。
愚直な心にならなければ、人に頭を下げられないのです。
アタマの問題というのは知っているか知らないかの問題に過ぎませんが、ココロの問題というのは悟らない限り理解できないので厄介です。
誰かに言われても、本人が聞く耳を持たなければ永遠に悟れない。
MGが総合教育と言われる所以です。
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